22番目のノックと栄光のマイル (5/8Vｵﾛ5/9Gｶﾞｰｽﾞ)

今年してやったりは間違いない1頭。グレナディアガーズ。若くしてフルパワー保証付きだが、こっちもほぼもれなく付きまとってくる気性の難しさがある魅力に満ちた劇薬に等しいぶっ飛びフランケル産駒。これってあれですわな、賭けに勝った時の中毒性って半端ないからやめられない止まらない。初戦負けても勝ち負けにはなったのでこりゃご愛敬。次でサッサと勝ち上り．．．と思いきやいきなりほら出た眉間に深いしわ．．気難しさ発症で4着と負けて輝かしい競走馬生活に早くも暗雲が。とかなんとか言ったら次は完勝でアッサリ。さあ、当日の馬場よりも彼自身のお天気のが問題と1勝馬で挑んだ朝日杯。7番人気で爆発しレコード勝利。はい俺はもちろんフランケルジャンキーに。でもやっぱり安定しない次の前哨戦でシレっと負けて。それも叩きとついに来たここが本番。ＮＨＫマイルカップ。若駒の実績は十分、次の段階の称号を狙う中内田師と和製大舞台請負人川田ユーガ。陣営と主戦Jの細心の調整が実を結ぶか．．当日の舞台はパンパンの晴れ、ゲートは真ん中8番、幸先はよし！

そしてもう1頭。これこそ俺が今年してやったりと自分を褒めてやりたいゴールドシップ産駒のヴェローチェオロ。実績は新馬と1勝クラスのひめさゆり賞の2勝っつう地味目なこの子のどこがって？うちの社内POG。1と2があり両方参加すると選べるのは全22頭。この子は指名リストを作り1番最初に獲ろうと決めました。そして実際指名したのは22番目の最後。いろんな意見は当然あるでしょうが、俺的にはこれぞこのゲームの醍醐味。絶対他の人に指名されない馬を見染めて、その馬が勝つ。ここまで全9戦走ってくれた回数だけでも特筆もんですが、その内、掲示板をはずしたのはダートにチャレンジしての1戦のみ。どれだけ貢献してくれたか．．．そしてその子がここで挑むは西のダービートライアル最終戦京都新聞杯。最初に選び最後に指名した子がコツコツとポイントを稼ぎ続けてくれ、最後まで夢を見させてくれると言うこの喜び。そりゃやめられませんわ。さあ思う存分走っておいで。
5/8京都11R芝2200、Ｇ２。登録していた有力馬が何頭か回避してグッと期待度もグッと上がった全11頭。前走2勝目を挙げてくれた西村J継続で1枠2番6番人気でスタート。五分で出てうまいことインベタをキープしながらの3番手グループ。そのまま機を狙う道中。3，4コーナーを回しながらムチ一発、気合を入れて絶好の位置から直線向いて勝負に出ましたが。グンと前も後ろもギアが変わり、さすが重賞の面々の勝負所についていけなくなったか。あっと言う間に外からかわされ前にも追いつけず、そのまま何とか粘り込んでの5着が精いっぱいのところでした。
西村J談「いいポジションでレースできたが、最後は垂れてしまった。現状、頑張ってくれている。」うんうん、ずっとずっと頑張ってくれました。来年も君のような子こそを探したいと心底思います。

さあいよいよ今週の千秋楽。5/9東京11RNHKマイルカップ。18頭フルゲートで相手も揃って最終は1番人気ながらも、オッズにほぼ差がないマイル王を決める勝負らしい骨っぽい戦いがスタート。矢作の雄、ヤネ藤岡兄のゲートでの落馬に波乱を含む幕開けとなりましたが、グレナ、パンと出て好位へ、Ｇ１２つ目に視界良好。引いて6番手。狙いは直線差し？川田J。外に出しながらグンと前に出つつ回して直線を向く。行け！行けぇ！伸びて伸びて．．．強い競馬に勝ったと思いましたが、最後脚色際立つ外からの同胞にかわされ、さらに外から来たこちらも身内に差されての3着。サンデー馬のワンツースリーには驚きましたが、とても残念な結果でした。
川田J談「馬場を選びながら行こうというプランだった。いい雰囲気で臨めたがマイルで頑張ってくれたと思う。秋は別路線かもしれないが、今日は頑張ってくれた。」ああ、長いという判断だったんですね。あの馬の出し入れ．．．話を聞けばよくわかります。結果は及ばずも、すべてを知ればいい内容だったと思います。ありがとうございました。