いくら目ん玉ひんむいても(7/19ｻﾄﾉｱｲ)

(勝ちが)見えねぇもんは見えねぇんだよなぁ．．．．。

だって勝ってないもん。新馬戦５着だったもん．．．とかぼやくわボケるわツッコむわの独り芝居でテンテコマイですが．．．えと、セリフの出展は(もちろん無許可の)カツシンじゃない方の座頭市ですなぁ。あー、回りくどくてすみません。今週一頭しか走んないのでちょいと膨らましときたいんで．．へへ。この後も唐突に下駄タップとかクラシックなミュージカルどころかマハラジャ系かってくらいのカットインで入れちゃって．．．本題に行くにはもうちょいお待ちを．．と北野映画をリスペクトしてんだかコスッてんだかわかんない感じでやっとりますが．．．あ、大好きですよ、コマネチっ！当方、たまのカラオケで浅草キッドを歌っちゃうような、ダンカンバカヤロウ野郎です。でと、
セリフを勝手に足して(勝ちだけにねっ)尊敬も何もないもんですが．．．指名締切直前で坂で終い１１秒台とキラキラ瞬いてるのに気が付いたハーツ娘のサトノアイ。今年は絶対弾けるはず！と根拠もないのに思い込んでる須貝先生への預託馬であったのも手伝ってデビュー前ギリギリで電撃指名。え？だから北野系タイトルはどこから？いや．．．アイだから目かなぁー？て。そんだけかーいっ？！

んでと、じっくりがセオリーと言われるハーツで牝にもかかわらず早くから行けそうなとこが妙味満点のこの子。楽しみだったデビュー戦は、近年テキが可愛がってよく使ってる若武者西村淳也を背に絶好のスタートからの前めの競馬で行き切る作戦。結局激しいハナ取り合戦で息をうまいこと入れられず、直線はダダッとまとめて後ろに交わされるというラビット代わりのほろ苦デビュー負けだったが、とりあえず５着と掲示板はさらっての叩き２戦目。420Kg代の小柄デビューの続戦はさらに6Kg減らしてのギリギリな状態となってるが、お稽古で良化が見え、継続騎乗の西村Jからも納得の弁が。今回は控えて末を活かしてみるとの事前話も。距離もマイルから短縮してためられればと．．．いいわね。あれこれ試してみようとするのは若い馬の可能性を探ろうとする陣営の意識の高さを感じます。
さあ行こう。7/19阪神2R、芝1400。フルゲートにデビュー勝ち負けした馬が何頭もいるかなりの骨っぽい番組ではあるが。6枠12番4番人気。どうか前進できますように。

ゲート開いて新馬戦同様、スパンと奇麗に飛び出すスタート。西村Jがうまいのか馬の反応がいいのかどちらにしてもかなりのいい感じでしたが、鞍上チラリと内を見て行く馬がいるのを見て取るやグッとおさえて想定通りの展開へ。あれだね。あの内への一瞥とその後の動作を見てると、ハナに行くのがいなければ出脚ついた状態の也で今回も逃げてた．．．ような気がします。勝手な自分の思い込みかもしれませんが。うん、あのキャリアで例え作戦があっても状況みて、その刹那で自己判断が出来るJなら心強いな。と、それはともかく現実には外目のまま回して来て最終角では再び脚を進め好位の勝負所へ。これまたいい感じで捲ってきたと思いましたが．．．全体のギアが上がってからがきつかった。どうもデビュー戦同様で、状況の違いはあれどもう一段上の脚が使えるわけじゃないらしい。一本調子なんだね。そのまま前にはグンと離され、必死については行ったが最後は外からも差され、今回も直線では見せ場なく4着まで。うーん。
鞍上談「3コーナーで不利あり、リズムを乱された。今日はそれがすべて」ん？見直したけどよくわからんな．．．そこまで言うなんかがあった？まあそれこそ俺の節穴目ん玉は今に始まったこっちゃないから、それを信じるならまだまだ期待できるんかな？
でも410キロ代じゃなぁ。一度仕切り直しての次戦、楽しみにしときます。

サトノアイのお話はブラインドアイ(目が不自由)に始まりブラインドアイ(目が節穴)に終わると．．．今日もムリヤリお後がよろしいようでと。