シェーンに星の光を(1/6ｽﾀｰﾗｲﾄｼﾞｬｽﾞ)

明けましておめでとうございまする。
暮れの最後は一切番組表にも登場せずジッと沈黙してた我が指名馬たちでしたが、師走と言いながら走るのは馬と助手ばっかとかなんとか文句ひとつも言わずに開催の裏でセッセとお稽古に励む子たちもチラホラ何頭か．．．。坂路を強め51秒台で駆け上ってきた（終いは13秒とちょいダレはしましたが）のはグリグリ君さんとこのスターライトジャズ。このハービンジャー娘、それこそ星のめぐりなのかたまたまか、うちの指名馬の中ではその週、ただ1頭の出走って場合が多く、自ずと書き記す日記の量も多めに．．．。力はありそうとずっと言われてはおりますが、ちょいとキーッとかカーッとかなりやすいらしく気難しさを見せ、デビュー戦こそ3着とキラリ瞬きを放ったが、その後はいずれも上位人気も6着、10着とダダ肩下がり。まあ女の子だもの少々なで肩の方が．．て、そういう話じゃないって？
硬さが見える首の高い走りにいったんダートに活路を見出そうとした12月の4戦目で出遅れるも名手マーフィーＪに導かれ4着と権利を確保。続戦して中2週、同じダート1800も場所は阪神から京都に移し、ついでに鞍上も同じアイルランドの騎手ながら、フォーリーＪに乗り替わっての5戦目。先ほど申し上げた通り、調教は上々で勝負気運と見ていいかと．．．人気も3番人気で面子もなんだかチャンス十分。
どうもここんとこは短期でわざわざ来てる割にいまいち実入りが寂しく、乗ってる馬にも恵まれていないような気がするシェーン・フォーリー。このシャインな名の如き星の輝きのスポットライトをあててあげたいなぁなんて、未勝利の身分だってちょいとばかし温かみのある気持ちになったっていいじゃない？聞いた話じゃあ、人間味のあるかなりいい人らしいから、勝手な憶測だけどガツガツせずに人気薄とかどんな馬でも引き受けてる感もあるしさぁ。さあ行け、2020年初出走。あ、ちなみに2019年最終出走もこの子でした．．．（←勝負とは全く関係なくこういうところにちょっとグッとくる奴）。

1/6京都1Ｒﾀﾞｰﾄ1800。15頭7枠13番とかなり外になったのは前走2回連続で出遅れてるのを考えると年の初めからちょいと厳しいが、とにかく出て脚さえつけば．．。まだ寒い朝イチのレースに身も引き締まる思いではいスタート。うん、今回はスルッと五分程度で出てまずは安心。それでもそこから自らは行かず後方になったが、促してやってジワリジワリと進出．．．コース取りは中に入り込めずに外を流れる展開ながら道中でも少しずつポジションを上げて行き3,4コーナー時点で先段を捕まえられる位置まで漕ぎつけた。
それにしても、この子はド素人目にもクッと首を上に伸ばしてクキクキ音が聞こえてきそうなくらいカチコチの走り方。でもなんだか５回もみてるとこっちの方が慣れてきて、ツンと澄ました高貴で雅な脚運びに見えなくもない．．．て、結果でないんだから、やっぱそれじゃだめか？
結局、最終角もそのまんま外をぶん回す形に．．．うーん、ガッチガチで外々を走ってガス欠になったか、直線向く前にムチが入り、すでに一杯になってる感じもしているが、ここから頑張った。鞍上の追いに応えて少しずつそれでも持ち直して伸びて伸びて．．．200手前までは詰めてきた様子に「おっ」とは一瞬なったが．．ハナが脚色劣らず、むしろグンともう一伸びし勝負を決め、スターライトジャズ、２番手以下の落ちてきた前とは入れ替わったものの、外からはまとめてあっさり差されて着順はむしろ落として６着でゴール。また一歩後退で未勝利脱出の見通し立たず。
そうなんだよなぁ。俺がいくら走り方が変てこでおもしれーと思ったところで、このままだと展開が運良く向いたところで掲示板まで．．．みたいな勝負以前の何かが1つできてないままな気がするよね。

フォーリーＪ談「力んで走っていた。距離は短い方がいい。マイルがベストだね。」これで４人目のヤネになるわけだけど、なんかこの力んでるは全員に言われてる気がするなぁ。やっぱガチガチなのが当然ネックなんでしょうね。
さて権利ももらえませんでしたがどうもこのまま続戦して小倉に向かう様子。少しずつ体重も落とし続けてるしなぁ。次で目処が立たなきゃ大きく仕切り直しかな．．この時期にそれも痛いがだからっつって無理しても仕方ないし。

どうか早い内にもう一つ気持ちが落ち着いたお嬢さんに成長しますように。