見切り発車は勝利の鉄則？ (6/2Tﾋﾞｼﾞｮﾝ・ﾓｰﾍﾞｯﾄ)

回想．．．。
でもね。呆れるほどに負けた土曜の夜、俺、ストロング系酎ハイでベロンベロンになりながらちょっと思った。いやいや、よく考えたら指名馬の初出走、それも10番目に選んだ子が3着で馬券内なんて、3年位前には考えられなかったで？いつだって掲示板に載ったなんて、それだけでキャッキャ喜んでたじゃん．．。まったく、ちょっとばかし近年は出足が好調だからって、俺もえらそうになったもんだ。と反省。
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とかどーとか殊勝なことを言ってるように聞こえますが、これが実は危険。明日、日曜デビュー予定の2頭の顛末を思い浮かべ、3頭も出して1つも勝てないどころか．．大負けで何のポイントも得られなかった精神的ダメージを受けた時の為に「でもあの子が3着にはなれたじゃん」「最初からポイント取れたじゃん」てな自慰イメージトレーニングしてるに過ぎません。今年のテーマはロックでパンクなんだろっ？抗えよ！！おい。

てか、どっちやねん？グチャグチャ言ってないでさっさと行け！日曜の最前線へ！

6/2日曜阪神5R芝1400に向かうわ、これまた違う意味での俺の反逆の象徴といえる．．タートルボウル産駒のタイセイビジョン。このお父さんって、とりあえず指名候補リストにチラッと2,3行毎年載せたりはすっけど、その後チェックしたり検討したりってまずしたことない。皆さんも結構そうじゃないですか？でもこの子はやたらいいタイムを調教で叩き出してたし、青か赤か忘れたけど、POG本に「この産駒は気性的に難しいとこがあるから今まで成功してないけど、質はそもそもいいし、そろそろ走るのが出て来ても」みたいなことをテキか育成担当が言ってるのを見て、一本釣りするのを決めた子。俺みたいな相当なビビりが選ぶには勇気がかなり要りましたので、これもロックだと言わせてください。

さあ順調に行き、かなりやれると本命視されながら予定通りのデビューまで漕ぎ着けたはよかったが、その内チラホラ、出走他馬に「かなりいい」「グンと良くなった」と言われる子達が出て来て、また俺落着かずに心ウロウロ。もう選んじゃったんだから仕方ないのにね．．．最終的には3倍弱の1番人気には押されましたが、ゲートが開くまでずっと本命の印が少ないのを見ちゃフラフラ、定まりません．．視線が．．涎もダラダラたれてます（ただのあぶねー奴じゃん）。

そんな口だけは反骨だのなんだの調子がいい腐れPオーナーのへたれっぷりごと、鞍上のバシシューとタイセイビジョンが吹っ飛ばしてくれました。スタートひと息で出るも、しっかり後方からついて行き、三角で外ぶん回して一気に前に取りつくと激に応えてスパーク！前進気勢とはこのことだね。気合みなぎるど迫力な走りで直線向いてすぐに先頭に立つと、ガッチリ抜け出してどっからでも来てみやがれな押し切で快勝！
石橋J談「調教でも動けていた。有り余るほどの行きっぷりだったのでリズムよく徐々に追い上げようとしたが、途中でガツンとエンジンがかかった。間違いなく能力はある」
初勝星と同時に気持ちってなんなのかを叩き込んでもらったなぁ。そうだよ。「大成ビジョン」なんだよなぁ。キョロキョロせずにひたすら前を見ろってことだ。ありがとう。

さあ初日を出してもらい、逆に指名っ子に気合をつけられて次に向かうは、同じ新馬戦ながら俺的本日のメインイベント。ドラ2指名のオルフェ娘モーベットの登場。ステイゴールド好きの俺が必ず選び続けるだろう直系馬。チキン野郎ではありますが、いくら気性が怪しく成績にブレ幅があろうと産駒を選ぶのに迷いはありませんし、ここは多くを語りません。評判馬、鞍上クリストフルメール。1枠1番1倍代1番人気。勝って！！

東京6R牝馬限定の芝マイル戦。少頭数7頭のスタート。ゲート内で伸びあがるようになってしまい思いきり出遅れ。ジワッといやな汗が出るもグッとこらえて現場で観続けました。そのまま最後方、向う正面も最後方、3コーナーに入っても最後方。さらにドロッといやな汗が出るも我慢。外に出しながら直線向いて勝負所へ。上がって行かなきゃならんすぐ前に他の馬がいてフタされてる？この頭数で外なのに詰まったみたいになる？もはや油汗まみれの俺ですが、頑張って凝視しました。残り200、ヤネひとつまた外へ持ち出してムチを使わぬままスパート！いや、黙ってた分、叫んだ叫んだ。末脚炸裂、まとめてかわすと最後は流しての2馬身差フィニッシュ！あの数秒だけでその後一日声が枯れました。よかったぁ。
ルメールJ談「スタートは遅れたが、この数だし問題はなかった。始めは物見してたが、だんだん流れに乗れた。最後はいい瞬発力を見せてくれた。」ありがとうございます。

終わってみれば3戦2勝3着1頭のこの上ない好スタートを切らしてもらったなぁ。
これからはこんなにうまく行くわきゃないけど、今年もしっかり応援し続けよう。