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2020年09月06日23:50

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部屋とワイシャツと矢切の渡し

6日22時40分現在、
九州「全県」が暴風域なのであって
九州全域ではない。
福岡市内の僕のマンションの窓の外は実にソフトで生温い風が漂う
いつもの蒸し暑い夜である
湿気が少しだけ高いような気がするし、街中が静かな気もする
この状況でいそいそと近所の避難所に移動できるのは
平屋かマンションの一階に住む「被害が予想される」人だけで
恐らくは手いっぱいであろう。近所にはマンションが林立し
避難所はすぐ近くの小学校一か所だけ。数万人以上が住む近隣住民の
避難所がそこだけなのであるとしたら、定員オーバーは間違いないだろう
同じことが首都圏にも言えるだろう

僕の自室はマンションの二階であるが
4〜5メートルの津波が来たらアウトであるが、それ未満であれば
階上に移動するのが恐らくはベストである
それ以上の水害が発生した場合は、残念だが数万人規模の犠牲者が出るパターンであり
僕も助からないかも知れないが、街ごと壊滅するだろう

「そこ」から避難しろ、命を守れと言われても
現在は無風であり、福岡市の治水力の実力も分からない
家探しの時に海際の感じの良いマンションを避けたのは
潮風による塩害と地震の時の津波を嫌ったからであり
2005年の事だったか、福岡県西部沖地震があった時の
断層が走っているところも一応避けている

だから、いちいち言ってはいないが、家探しの時から
崖崩れと地震と水害には注意して選んでいるのである
気が小さい、と言われればそれまでであるが
枕を高くして寝るためには、その程度の備えは当然なのである
それでも、想定以上の災害には対処に苦しいのは間違いない
市街地のメリットを享受する代わりに、
そのリスクにも備えなければならないとは
常々家族にも言っている事である

さて、実は今の自宅ともいよいよ今月でお別れである。
3年間暮らしたこの部屋には、彼女がしばしば泊まりに来て
色々ドラマを繰り広げた部屋なのである
仕事の疲れがピークの時を狙って泊まりに来る彼女に
僕はひぃひぃ言わされながら相手をしたのであるが
出来れば静かに暮らしたかった
しかし、彼女が居なければ退屈で寂しかったのではないかと
今さらながら思う
迷惑だと思ったりすることが意外と自分を救っていたりすることも多い
そういう事に気付かされたのはステキな事だと思う
彼女は可愛い存在だが、自分から
「私って可愛いやろ?たまらんやろ?」
とついつい言ってしまうのが玉に瑕である
言わなければ3割増しで可愛いのであるが

声の大きい彼女が隣室の人に迷惑をかけるのではないかと
角部屋を希望したがかなわず
現在の場所に落ち着いたのであるが
やっとここから抜け出せるわけである
準備はまだまだなのだが
九州脱出直前にコロナ以外の災害で苦しむのだけは
イヤなのである
乗り越えていきたいと真に願うばかりである


■台風10号 九州全県が暴風域に入る
(日本気象協会 - 09月06日 21:21)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=174&from=diary&id=6222145
大型で非常に強い台風10号は、6日午後8時現在、鹿児島県枕崎市の西南西の海上を北上しています。風速25メートル以上の暴風域は東側330キロ、西側165キロで、九州の全県が台風の暴風域に入りました。

●九州の全県が暴風域に

大型で非常に強い台風10号は、6日午後8時現在、鹿児島県枕崎市の西南西約90キロの海上を1時間に35キロの速さで北北西に進んでいます。中心の気圧は945hPa、中心付近の最大風速は45メートルです。また、中心の東側330キロ、西側165キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっています。午後8時には、大分県、佐賀県、福岡県が台風の暴風域に入りました。現在、九州の全県が台風の暴風域に入っています。


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