給付金ラプソディ

我が家は４人家族である。
大学生の娘、高校生の息子、そして家内。
僕は単身赴任中で福岡在住歴が間もなく３年になるが
家族は関西で暮らしている。

娘の大学進学時も、息子の高校進学時も離れたところにいたため
たまに帰省した時に話す程度しか彼らの近況は知らないのだが
しばしば家族のライングループで
説明が全くない動画が送られてくるので、まぁ今のところは無事らしい。

ところが、先日
これまでメッセージを送ってもろくに返事もして来ない娘から
「給付金は山分けしたい、自分には全額欲しい」
という趣旨のラインが来た。
「家長としてどう考えるのか？」みたいな
（家族間だけだけど）公開質問状があったので
以下の内容をやんわりと述べた。

「幸いにも会社の給料に変動はなく、貴女も成人しているので
個人的には全額渡しても構わない状況である。

しかし、給付金の趣旨は家計の支援であって
全部を自分で賄うというのなら、全額が当然の権利である。

しかし、学費に始まり、食費交通費、通信費など
本来の家計の部分については扶養して貰っているのなら
それはそこから拠出しなければならない。
固い話を言えばそうである。

ただ、給料に変動がないので
給付金は単純に増えた収入であり、今回については
各個人に渡しても特に問題はない」

娘はそこから考えたのだろう。
暫く閉口してしまった

暫くして
娘のラインからテレビ電話が突然かかって来て
映像には家内の大きなお尻がアップで映っている
「何事や？」
と尋ねると
「トイレが故障したようなので、修理のアドバイスが欲しい」
というのである。
どうやら水槽の部品が外れてしまったらしく
常に水がチョロチョロと流れてしまう現象になっているらしい
そこで蓋を開けさせて
中の水の吹き出し口の蓋と浮きに繋がるレバーの調整を
テレビ電話であれこれと指示しながら
家内に修理させるという荒業に挑戦することになった。

「分からないようなら、業者を呼べ」
とアドバイスすると、そこに娘が割って入った。
「どうしても直してほしい」
家内に事情を説明させると
トイレの修理、或いはこれを機にリフォームを考えているというのだ。
家内は給付金を目当てにリフォームを提案、
娘は給付金が全額欲しいので、自前で修理を希望
その結果、僕にテレビ電話で修理を指示させるという
とんでもない行動に出たわけである。

結果的に部品が壊れていたので
最低でも修理は必要となり、
その原資は僕の分の給付金を充当することになったのだが
息子はリフォーム賛成派だけに
娘に至っては必死だったのである(笑)

しかし、２０年も住むと家財も色々と傷んでくる
先年は風呂の蛇口の修理、
最近だと建物の外にあるコンセントの修理。
業者を呼べばいいものを全部僕に直させて
それでどうにかなってしまうのだから困る。

電気が消えれば、それも直せ
アルミサッシの開閉に不具合があれば、それも。
僕は工務店のおっちゃんか！
文系の物静かなおっちゃんが何でもやると思ったら
大間違いである。
全部YouTubeにHowTo動画が載っていると思うのだが。。。
自分たちでやらないから

息子に
「お前が何とかしてやれ」
と文句を言うと
「下手にどっちか寄りで絡むとあとが大変だから」
と、ぐぅの音も出ない回答。
確かにその通りである。

まあ、平和なら良いんだ。
そう自分には言い聞かせるしかなかった
というわけで、給付金が手元に殆ど入ってこない事が
確実となった。全員が狙っている。

ということで
Queenは
名曲「Bohemian Rhapsody」


クイーンの死亡遊戯は止まらない
つい先年の映画「ボヘミアンラプソディ」は記憶にも新しいが
ポール・ロジャースをボーカルに迎えた再結成や
アダム・ランバートをボーカルに据えた活動再開も
話題になり、その都度オリジナルメンバー時代の楽曲が売れる。
フレディの追悼コンサートも世界的にムーブメントとなったが
その時に発売されたベスト盤も売れる始末だ。
フレディの死後にオリジナルアルバムが発売されたのも
実に象徴的だったが
来年でフレディの没後３０年になる。
まだやるのか。。。という話である


■日本「一刻の猶予もなし」＝デジタル化遅れ表面化―骨太原案
(時事通信社 - 07月09日 09:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6150830