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2020年06月02日13:02

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right here

リアリティーショウ
(僕は「ショウ」と表現してきたが、本文と不一致であることが気持ち悪いので、ショーとする)
の正体というのは、
観る側も作る側も演じる側にも「ショー」としての側面を前面に出しており
真の意味で「リアリティ」であるとは理解していない。
奇しくも亡くなった木村花さん(以下、敬称略)が本業としていた
プロレスの大部分がブックとギミックに溢れた虚構の塊であり
予め定められた勝敗や試合内容を、あたかも本気で取っ組み合っているかのように
演じている「ショー」である。
ここに異論を挟む余地があるかどうかは、
近くのプロレスファンに確認して貰いたいが、
年間100〜200試合を消化している選手も中にはいるわけで
それが「ガチンコ」であったなら、全員が早死にする水準である

話が逸れたので元に戻すが
つまり、リアリティショーの中で起きた事を「真に受ける」のは
大きな間違いであり、放送されている内容も「ごく一部」なのは
「分かっているだろ?」と通常の感覚であれば考えるものだ
仮にPPV番組で実質の視聴者数が30万人居たとして
1%の人が真に受けてその動向に一喜一憂していたとしたとしても
その数は3000人。
逆に言えば、99%の人が特に何も思わない事でも
1%の人がちょっと「イタイ」人であったとするなら
それくらいの数の人が怪しい反応をする、という事である。

実際のところの数値的なものは僕には分からないが
普通に生活していて目にする範囲だけでも、
確実に数%の人は社会適合性が著しく低い「イタイ」人たちであり、
彼らも我々と同じように権利を行使し義務を果たし生活している
僕が主観的に「イタイ」と断じたからと言って
彼らの何某かが脅かされたり非難されたりするべきではないし
そうはならない
だが、このイタイ人たちがしばしば起こす逸脱行動が
我々の生活を脅かすことはしばしばある。
この不公平というか不条理が「1対多数」のコミュニケーションを
生み出すマスメディアとの接触によって
ビジネスを生んだり、権力を形成したり、様々なパワーに替えられているのである

つまり、安倍晋三は
実に誠実で優しくて「良いお爺さん」が正体かも知れないが
(もちろん、そうででないかも知れないが)
かなり多くの人にその人格を疑われたり責められたりしている
安倍自身が、それを細々と反応したり被害を訴えたりする事はまずないが
彼に対するバッシングは様々であり「心無い」表現のものが殆どだと思う
これも、1億3000万人の日本国民のうち、ほんの3%の人が
安倍を蛇蝎の如く嫌っていたとしたら、
約400万人の人が彼をバッシングするという事になるのだから
大変な事なのである

かつて、この日記で述べた事もあるのだが
僕の正体や実名を、
「過去に書かれている事を丁寧に調べたら分かったよ」
という粘着質な書き込みをしてくれる方がいて
本当に調べ上げていたので驚いた
実はこのアカウントは3つ目で引っ越しに引っ越しを重ねて
2005年に始めた当初のアカウントを停止させている
リアルのお付き合いを排除するためである。
それを探し当てる、という粘着性を発揮するその人は
僕の感覚とは少し違うものをお持ちの方で
興味深い存在である一方で、「警戒対象」でもあった。

仮に、その「警戒対象」が3,000人も自分に張り付いていたとしたら
これは実に恐ろしい事であり、
テレビに出るという事や、そこでひと悶着を起こすことが意味しているのは
そういった事である、とまず最初に指摘できる
「そのリスクを甘受しろ」と死人に言っているのではなく
プライバシー権の問題とメディアの商業利用についての知見について
議論したいからである

まず、実社会における非難対象となる行動について
仮に「誹謗中傷」が発生した時にこれを処罰するか

つまり件の「テラハ」が現実に身の回りで発生した時に
その傍観者は、実際に気に入らない行動対象者に
誹謗中傷を行うかどうか、
と同時に誹謗中傷を行った時に厳格に処罰できるか
という考察が必要である

これは賭け麻雀の黒川元検事長問題と同じく
黒川氏が「テンピン」レートで賭け麻雀に興じていた事が
物理的に明確となっても逮捕も起訴もされないという事実から
「テンピンレートの賭け麻雀は逮捕対象に非ず」
というガイドラインが空気的に発生したのと同じく、
現実社会で処罰対象にならないものが、
匿名展開のSNS上のやり取りで処罰対象になり得る筈がないという
そういう話である。

木村が死んだ理由も、その背景についても
その大部分が闇の中であり真相は不明であるにも関わらず
憶測だけで世間に対して議論を促し
法規制だのSNSの倫理だの云々を持ち出すのは
いったいどこのどいつなのだろうか

一番の問題は
あらゆるシーンにおける誹謗中傷(ヘイトスピーチなど含む)の抑制である
そもそも
「思うのは自由なのか」
「黙っていたら問題ないのか」
という問題をうやむやにしているからこういうことになるのである
言いたくても面と向かっては言えない事を
DMなどを使ってなら言える
無記名で剃刀入りの封筒を送りつける事が仮に犯罪だとして取り締まれるかどうか
そこなのである

臭いものに蓋をする、ではないが
SNSで規制をするのは大いに結構、しかし問題の根本は一切変わらないという事だ
そこを理解して議論しているのかどうか、が
ひとつのポイントではないだろうか

規制などは、現実も仮想現実も一斉に一律で行う、
人の姿というのはどちらでも整える、などの理念というか
基本姿勢が市井の議論では欠けていると思う
当然ながら、女子プロレスでマット上で交わされている言葉遣いなんか
殆どNGである
これってブーメラン状態ではないか

冗談はさておくとしても
プライバシーの保護についても少し議論したい
メディアに進出してプライバシーを切り売りする商売に
打って出ているのは木村本人である
それでも「守るべき線」というのは存在する
その代わり、「見て欲しい、注目して欲しい」だけ発信しても
簡単には目的に届かない仕組みになっている
自己に都合の良い自用法だけ発信するのは有料広告と同質だからである
綻びがあり、生身の情報だからこそ人は興味を抱くのである
そこが「リアリティショー」の魅力の一つだった筈だ

だから、出演した以上は彼女を「素人」と扱うのは間違いである。
お金をもらって、継続的に出演していたのであれば
それは本業で無かったとしても、ビジネスであり「玄人」である
しかもホントの本業も人前に出る商売であるから
彼女は「1対多数」のコミュニケーションから逃れる事は出来なかったはずである
世界中に現実の自身に繋がる糸を垂らしていたわけである

その彼女が守られるべきプライバシーは
いわゆる「素人」「一般人」よりもかなり低い基準でしか
持ち得ていなかったと思う
ここが一つの問題であろう。
これが北島三郎だの吉永小百合だの安室奈美恵だったら
ここまで荒らされていなかった事を考えると
「玄人」の中でも最下層、「素人」の中では爪弾き、
かなり低いプライバシー環境にあった事が指摘できるだろう

そのプライバシーを荒らしているのは、
SNS上の一般人だけでなく
彼女の死後にこの一連の出来事を社会問題化して
報道を盛んに行うメディアも加わった状態である。
しかし
生前に「もっとみて、もっと応援して」と盛んに動き回った分
センセーショナルな事件を起こせば世間からの注目は逃れられないのである

「いったいどういう事なのですか」
「どういうお気持ちですか」
という取材陣の攻勢から母親は決して逃れられまい
所属団体代表のロッシー小川も
「そっとしておいてくれ」
では通用しまい
これでこのまま「追悼公演」でもやろうものなら
「彼女の死まで商業利用か」と非難されるだろうし
かといってやらなかったら
「冷たい扱い」として評判を落とすだろう
※こういう場合は、「追悼公演」などと銘打たずに開催した大会を
開催中に「この大会を追悼大会にする」と宣言して
商業利用せずに実施する事が一番お行儀が良い事である
彼女の死を以て団体の知名度を上げて経営に寄与する、みたいな発想は
僕は許せない

それこそ、
「志村さんが死をもって世間にコロナの怖さを知らしめるという、大きな貢献をなさいました」
などというおバカ都知事の失言と一緒であろう

改めて言うが、志村けんにプライバシーはあったかね
興味本位で散々と見聞きしておいて
自死した(であろう)木村だけが守られるとは到底考えられないのだ
どちらも「事件性はない」のだからね

つまり、こういった著名人のプライバシー問題については
もっと
もっと盛んに
生きている人を対象にして継続して貰いたいものである

要は、これまでこの手の番組を見たり楽しんだりしていた人が
気付かなかったとはいえ、
プライバシーの侵害やそれに則った「ビジネス」
リスク、番組の制作姿勢
容認して来たのではないか??

いまだに逮捕されただけで起訴前の段階で
或いは裁判に至るずっと前で実名で報道している危うさが
君たちの日常なのではないか?
「実名報道の大半はプライバシーを侵害している」
と認識していないからである
「言論の自由の暗部」に誰も踏み入れないで
この問題を解決するつもりなのだろうか

さて、前も紹介したかもしれないが
マイケル・ジャクソンなナイスな一曲をさらに
ナイスなアレンジで歌う「right here」
歌っているのはSWV。
正式名称はSister With Voicesらしい
てことは姉妹なのか??


■木村花さん急死の『テラスハウス』、元出演者が明かす “歪んだ制作現場”
(週刊女性PRIME - 06月01日 21:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=6103859
『あいのり』『バチェラー』、そして『テラスハウス』。一般人の男女が、生活をともにしながら“台本ナシ”で繰り広げる“リアル”な人間模様、恋愛模様に長期間密着する─。“恋愛リアリティーショー”と呼ばれる番組は、ここ数年、テレビだけでなく『Netflix』『ABEMA』など動画配信サイトでも人気を集め、数多く放送されている。

 そんな一大コンテンツで、前代未聞の痛ましい事件が起きた。通称“テラハ”と呼ばれる番組『テラスハウス』(フジテレビ系/Netflix)の現役出演者で女子プロレスラーの木村花さんが、自宅で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認されたのだ。

「木村さんは、放送中だった最新シリーズ『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』に出演していました。3月に配信された回で、男性出演者と口論になった木村さんが激怒。それがきっかけで男性が番組を卒業してしまったことで、彼女は猛烈なバッシングを受けるようになって……」(スポーツ紙記者)

 木村さんのSNSアカウントには、彼女を中傷する書き込みが殺到。《死ね》《ブス》《気持ち悪い》《消えろ》……あらん限りの誹謗中傷を連日浴び続け、木村さんの心はついに折れてしまったのだろうか。フジテレビとNetflixは番組の打ち切りを決めたが、「その前に木村さんを救えなかったのか」と、制作サイドの対応を疑問視する声が相次いでいる。

「番組には、スタジオコメンテーターとしてYOU、南海キャンディーズの山里亮太、トリンドル玲奈、アジアンの馬場園梓といったタレントたちもレギュラー出演していましたが、事故が起こるまで、木村さんをフォローする人はいなかった」(前出・記者)

番組は木村さんの炎上を知っていた
 木村さんは番組では、いわゆる“悪役キャラ”。

「かつての女子プロレスのダンプ松本さんのような立ち位置です。スタジオのタレント陣は木村さんに批判が集まっていることは知っていたし、無論、スタッフも彼女の“炎上”については把握していた。それどころか、それを番組の宣伝に使ったフシもある。“『テラハ』は木村さんを見殺しにした”と言われてもしかたないです」(同・記者)

『テラハ』のみならず、恋愛リアリティーショーにおいて、出演者たちへの誹謗中傷はかならずついて回るという。恋愛リアリティーショーの“はしり”として人気を集めた番組に出演経験のあるAさんが、重い口を開いてくれた。

「オーディションで、制作スタッフさんから“番組に出るとアンチもつくけど、それでも大丈夫?”って聞かれて。意思確認だと感じました」

 もし攻撃を受けても、制作サイドは完全ノータッチ。

「スタッフさんから何か対策をアドバイスしてもらったり、ということはなくて、完全に出演者任せ。相談にも乗ってくれません。私たちがすごく苦しんだり困っていても、見て見ぬふりをするスタッフさんたちを見て、この人たちにとっては“アンチもファンも一緒”なんだって」(Aさん)

 その一方で、恋愛リアリティーショーの収録には、制作サイドからの強い介入があるのではないか、という疑惑が常に囁かれている。

「“台本ナシ”を売りにしながら、事前に出演者たちと筋書きやセリフを打ち合わせしている、と。『テラハ』でも木村さんはじめ出演者たちがスタッフの意にそう演技を何度も強要されていたと報じられています」(前出・記者)

 台本の存在を含めた過剰演出を、ほかの『テラハ』出演者たちは一様に否定している。だが、別の恋愛リアリティーショーに出演していたBさんは「台本や指示はなかったけれど……」と言葉を濁す。

このほうが番組が盛り上がるから
「収録が進むにつれて、出演者ひとりひとりが“空気を読む”ようになっていくんです。周りの性格がわかっていくと、“私はこんな役割だ”って理解しちゃうというか。手探りの中で、立ち位置が作られていく感じはありました」

 さらに、Bさんが制作サイドの強い意図を感じたのは収録映像の“編集”方法だった。

「発言が切り取られてしまうんです。ほかの出演者に対して肯定的な話をたくさんしていたのに、たったひと言の否定的な言葉だけが使われたり。オンエアを見て“こんなつもりで言っていない!”ということが何度も。番組にとって都合のいい部分だけを使っているんだって」(Bさん)

“このほうが番組的に盛り上がる”という構図が、本人の知らぬ間に作り上げられていく。切り取り編集の影響で、放送当時、Bさんにも心ない言葉が多数送りつけられた。「批判が嫌ならSNSを見なければいい」というもっともらしい意見もあるだろう。だが、Bさんは首を横に振る。

「それってすごく難しいんです。番組がリアルに寄せれば寄せるほど、視聴者の声ってどうしても気になる。普通のドラマのように、完全に違う人間を演じているのなら全否定されても気にならないかもしれません。でも、“リアルな自分”に対しての批判とか評価って、受け止め方が全然違うと思います」(Bさん)

 自ら望んだとはいえ、プロではない人間がイメージを作り上げられ、そのイメージが多数の憎悪を生み、憎悪によってさらにイメージを塗り固められていく─逃れられない無間地獄。Bさんの言葉に、木村さんがのみ込まれてしまった恋愛リアリティーショーの闇が見え隠れする。

 出演に際してBさんには出演料も支払われた。収録1回ごとに計算され、放送期間で彼女が手にしたのは50万円ほど。

『テラハ』制作過程で、木村さんはじめ出演者に対するスタッフからの演出の強要があったのか。フジテレビに尋ねた。

「撮影の都合で場所や時間について出演者と事前に協議したり意思をヒアリングすることはありますが、出演者の意思や感情にそわない演出をして撮影をすることはありません」(企業広報室)

リアリティーショーは“諸刃の剣”
 メディア論の研究者でテレビ番組制作にも携わっていた同志社女子大学の影山貴彦教授は、安易な恋愛リアリティーショー作りに警鐘を鳴らす。

「他人の喜怒哀楽をのぞき見するような快感を、低コストで視聴者に提供できるリアリティーショーは魅力的なコンテンツです。でも、その出演者は、ほぼ素人。それを踏まえた見せ方が制作サイドには欠かせません。そういった意味でリアリティーショーはテレビ局にとって“諸刃の剣”なのですが、その意識が希薄になりつつある」

 フジテレビは5月29日、社長名で番組制作に問題がなかったか改めて検証を行うと発表。だが、木村さんの笑顔はもう戻らないのだ。

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