mixiユーザー(id:6231411)

2020年05月25日13:11

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Happy Nation

昨日から再三絡んでいるこのネタだが
木村花に対して強く気の毒な感情を抱いているのに
世間の論調がどうしても腑に落ちない。

「心無い言葉が凶器だ」というのは
何もSNSに限った事ではないし、現実の生活においても同じであるからである。
そしてすれ違う人々の名前を僕は一切知らない。
もし、僕が有名人であるならば、相手は僕の名前を知っていても
僕は相手の事を知らないという関係性がそこにあるという事だ
SNS上で起きた事では無くて、
有名人における「1対多のコミュニケーション上」で起きた事なのではないか

もっと言うならば
●法整備が整っていない荒波の大海に漕ぎ出しているのは我々自身ではないか
→ここに自己責任論が挟まる余地がある
●或いは、メリットを享受したいが為にリスクを引き受けているのは本人ではないか
→知名度を上げるために、或いは商業利用のために、
或いは自己承認欲求を満たすために、
情報発信するだけでなく、相手からの書き込みなど双方向に設定していたのではないか
だとしたら、非難めいたメッセージの受信は予測可能だったのではないか
●誰にでも好かれたいと思っても、その分誰かに嫌われるのは当然ではないか
→現実世界でも同じであり、願望と反対の現実が降りかかるケースはしばしばある筈だ。
●思い通りに世の中が回らないのは世の常ではないか
→極論を言えば、それで「自死」するのであれば別の出来事があっても同じ結果を招いていたのではないか
●女子プロレス界の陋習を打破したいと意気込んでいたのは本人ではないか
→この点については感心する。しかし、SNSを利用する際のその暗部については打破し得なかった。これを本人は理解していなかったのではないか

いとった具合に
考えれば考えるほど、「因果応報」「自業自得」という
4文字の熟語が脳内に過る。

冒頭にも述べたが、
僕はそんなに残酷でも冷酷でもない感情を木村花さんには抱いているが
彼女を失った悲しみを「許せない」「法整備を」との叫びに替えて
喚き散らしている連中に対して尋ねたい事が山ほどあるのだ

番組内で調和を乱したのは本人であり、
その率直な感想が本人に届くがこれを受け止めきれなかったのだろうか
或いは、業界の為に知名度を獲得するためにTV出演したとの事だが
それに失敗するリスクについて誰も説明が無かったのだろうか
(今回の事件は別にして、信用失墜や逆に不評を買う場合があるという事)
そして万人に言える事だが
実名・顔出しで人前で活動するという事は「何を意味しているのか」という点に於て
競技のレスリングと興行でショウに過ぎないプロレスとは
公共性が天と地ほど違っているという事

より多くの人が、何も考えずのほほんと
楽しむためだけにネット関連の商品が利用できる時代が来たらいいな
とは僕だって思っているけれども
「1対多数のコミュニケーション上」に於て
何も考えず成功を収める方法なんて未来永劫訪れないと思っている
法で整備したところで地下化が進むだけであろうと

昨日はシニカルに
「たかだかTVショウの中で起きた出来事に対して、視聴者がどれだけリアリティを求めているのか」
とも述べたが、
さて実際に死人が出てしまったら放送も出来ないというのが「リアリティ」だというのなら、これはビジネスであり脚本であり演出ではないか
彼らのうち何人かがカメラの回っていないところでこっそりセックスを及んでいても
「放送していなければ無かったことになる」程度のリアリティだったのか
リアリティショウを銘打つからには、彼女の追悼とその後の出演者のコメント含めて
既に収録済みの映像含めて、丸ごと後追いの放送を即刻すべきだ
そこにリアルが欠片でもあるのなら

このmixiという空間においても
「匿名」VS「匿名」でも言葉の応酬は発生する
ここでは、ごく僅かに通名や実名で活動している人を除いて
ほぼ全てのユーザーが匿名である。
だから互角であり、平等な環境に近いのであるが
ここにも法律めいたものは無く、
「運営事務局」の一元的統治によって定める規約によって
倫理が保たれているだけである。
もちろん基本的な法の倫理に加えて、である
それで秩序が保たれていると考えている人だけが
現在滞留しているのではないか

匿名でも実名でも構わない、というのと
匿名禁止では意味が違う
匿名が禁止であるならば「迷惑メールは届かない」法整備が必要だ
つまり何かを何かに送信するためのIDが要るという事だ
「ネット中傷」を対象にするのではなく、
もっと広範に「中傷行為」に対して法整備を行い、
その方の及ぶ範囲がSNSも陰口も無署名書簡も全部同じように
扱われるべき、というのが僕の考え方である。

まるでファシズムのように
「○○は良くない」「○○を禁止しろ」という動き、
僕は危惧する方に重きを置いて反駁する。

スウェディッシュポップの代表格として今も燦然と輝く
90年代に活躍した「Ace of Bace」
彼らもまた、音楽的には世界的成功を収め乍ら
“有名税”の為に苦しんだバンドでもある。
「Happy Nation」



木村花さん ネット中傷に法整備求める声「道徳ではもう限界」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=6094347
5月23日、22歳という若さでこの世を去ったプロレスラーの木村花さん。誹謗中傷に苦しめられていたという彼女の死を受け、ネットでは「#SNS上の誹謗中傷が法に基づいて裁かれる社会を望みます」というハッシュタグが拡散されている。

人気リアリティ番組「テラスハウス」(Netflix)に出演し、その名が知れ渡っていた木村さん。いっぽう出演以降、ネットユーザーからの中傷に悩まされていた。亡くなる直前には《毎日100件近く率直な意見。傷付いたのは否定できなかったから》《愛されたかった人生でした》と投稿。また木村さんへの中傷は、母である元プロレスラー響子さんのTwitterアカウントにも届いていた。

誹謗中傷に苦悩する人に対して「見なければいい」「気にするな」という言葉が送られることもある。しかし木村さんの訃報を受け、多くの著名人がTwitterでそういった言説に警鐘を鳴らしている。

きゃりーぱみゅぱみゅ(27)は《誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ忘れないで》といい、藤田ニコル(22)は《芸能人も人間だよ》とツイート。また学天即・奥田修二(38)はこう投稿した。

《「誹謗中傷が嫌ならテレビ出るな」や「メディアに出るというのはそういうことだ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、それはメディアに出る側に必要な覚悟であって、あなたが誹謗中傷をしていい理由ではないと思います》

そんななかで広まっているのが、ハッシュタグ「#SNS上の誹謗中傷が法に基づいて裁かれる社会を望みます」だ。change.orgでも、ネットでの中傷をなくすために法改正などを求める署名も始まっている。

「昨年12月、ある在日コリアンの女性に向けてヘイトスピーチを投稿し続けたTwitterユーザーに罰金30万円の略式命令が下されました。Twitter社が発信者の情報照会になかなか応じなかったこともあり、判決が下されるまでにかかった年月は3年半。今年4月には総務省が情報開示の手続きを見直しすることにしましたが、現行法には限界があります。そのため、さらなる法整備の必要性を訴える声が上がっています」(全国紙記者)

「テラスハウス」に出演する新野俊幸(31)は23日、Twitterで木村さんとのLINEでのやり取りを明かしている。新野が大量の中傷を受けた際に木村さんは「視聴者は一部分しか見れずに可哀想だなーと思うよ」といい、「お互い頑張ろうね!」と声をかけてくれたという。そうして仲間を励ましていたが、木村さんはネット中傷への苦しみを明かして亡くなった。

「気にするな」ではなく法を。それこそが抑止力ではないか――。「#SNS上の誹謗中傷が法に基づいて裁かれる社会を望みます」の元には、こんな声が集まっている。

《「批判」と「誹謗中傷」の区別ができない、顔が見えないのをいいことに刃物をブンブン振り回す。ネット社会の今、法的措置がないとまた誰かが殺されます》
《今でも可能なんだろうけど、抑止力としては無いに等しい。誹謗中傷はなくならないにしても、野放しにするべきではないと思う》
《被害者が傷つきを回避したところでデマや中傷は流され続けるんだよなぁ…》
《一刻も早く取り組みを。リテラシーや道徳教育だけではもう限界だと思います》

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