君たちは予見していたのか

どうして、事故当時の経営陣の
しかも個人に責任を追及するのか
現在の経営責任者ではダメなのか

そもそも６７年の着工から
７１年の操業開始を経て
震災に伴う事故が起きた１１年まで
瑕疵があったのなら同様の状態であり
事前に対策を講じなかった点においては
設置時点の責任者の罪が一番深い筈だろう

もちろんこれらは「政治主導」で行われたのであり
東京電力管内では無く東北電力の営業地域である福島県に設置を決めた経緯、
（★なぜ都内に作らなかったのか）
福島県にの彼の地に決定した際に自然災害の予見がどの程度されていたのか
（★当然だが、当時も今も震度７の地震と津波の発生する可能性については同様の水準で予測されなければならない）
などなど考えると政治家だって悪い。

仮に、承知の上でそのリスクを現地に対して隠匿していたのであれば
そのメリットをぬくぬくと享受してこの世の春を謳った
首都圏の市民たちも罪深い存在である
何故ならば、東電管内に作らなかったからである。
安全であれば首都のど真ん中に作ったって構わない筈だ
違うだろうか

どうして人口が少ない僻地に原発を作るのか
クリーンで安全なエネルギー供給源であれば
千代田区に作れば良いじゃないか
作らないのは「万が一」を想定、想像、試算しているからであろう

その万が一が、想定を越えていただけの話であり
その時点の会社そのものには罪は問えても
経営陣の個人に問うのであれば
導入を決めた当時の個人（きっと故人だけど）に問うべきだ
補償問題を議論するのであれば、
現在も営業している法人にそのまま訴えるべきである

当時の菅直人首相が無能であった事はこの際問題外である。
菅でなくても結果は変わらない
どうしてもというのなら、０９年の選挙で
デタラメマニフェストという民主党が信用ならない事が明らかに示されていたのに
アイツらに投票した当時の選挙民が責任を取れ

明らかな政権担当能力の欠如を見せていた民主党に
どうあったら投票行動がとれるのか、改めて問いたいわ
「最低でも（沖縄）県外」などと言っていた米軍基地が
一秒でも県外に所在した事があっただろうか

だったら共産党の方がよっぽど政権担当能力はあるだろう
国際政治上では無能かもしれないが

実際に被害に遭われた人が居て
遣る瀬無い思いに苦しみ悩む人が居たとしても
お門違いの裁判はお門違いである。
韓国の大法院がよく使う「遡及法」みたいな結果論で
裁判をやらないだけ、今回の判決は冷静であったと言えるだろう。

改めて訊こうか
「君たちは震災や津波を予見していたのかね」

■「改めておわび」東電旧経営陣３被告、コメントを公表
(朝日新聞デジタル - 09月19日 18:22)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5794728