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2018年12月11日11:56

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宮川劇場第二幕

ちょうど八月の終わりにこの件でひと騒ぎあった時に
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1968133845&owner_id=6231411
こういう形の日記を書いた。

塚原夫妻は職務の一部を停止されていたわけだが
第三者委員会が、
「不適切な指導が一部あったものの、告発されたパワハラがあったとは言い切れない」
と判定したため、この職務停止を解除された。
もちろん、復職したところで
「不適切な指導があった」わけだから、その部分は追及されるので
引責なり処分なりの“続編”はあると思われる。
まさか、何事も無かったように公の場に再登場して
「東京2020を成功させましょう」
と言い出すわけでは無い筈だ。

僕は前回の日記でも指摘したが
塚原夫妻に宮川選手へのパワハラがあったかどうかと
宮川コーチを指導していた速見コーチに暴力的指導があったかどうかは
全く別問題である。
そして速見コーチサイドは事実関係は認めた上で、
それに対する処分は受けることになっている

問題をややこしくしたのは、
協会が速見コーチもしくは速見コーチの暴力的指導法を
体操協会の管轄下から排除しようとしたことが
宮原選手にとっての各方面からのハラスメントに繋がった、という点である。


宮川選手が告発したのは、
「速見コーチに対する処分が重すぎる」という指摘と
その「速見コーチを宮川選手から引き離そう」としている
塚原夫妻に対する逆襲そのものである。

しかし、健気に一人で記者会見まで行って告発して同情を集めはしたものの
他の選手が見ている目の前で実際に体が吹き飛ぶような強さで
宮川選手を張り飛ばしている速見コーチの動画が後日公開されるなどして
彼女に対する状況は一変した。

たとえ本人たちが納得していたとしても、
暴力を伴う指導は合同練習の場には相応しくない事実と
それに対する再三の注意喚起が協会=塚原夫妻からされていたにも関わらず
速見コーチはやめなかったわけだ
その証拠映像が塚原夫妻サイドから流されてしまった。

念のために述べておくが
彼らが撮影したのではなく速見コーチの指導が気に入らない人が撮影して
協会の幹部である塚原夫妻に渡したのである。

そこで協会の名のもとに、塚原夫妻は速見コーチを処分した
※ここまで事実関係は間違いないと思う。

「観衆」は18歳と若い選手が健気に被害者として訴え出た構図で
この告発を見守っていたようだが、複雑な背景があるという事だ。
彼女の率直な部分については、
ほぼ悪意のある偽りはないと信じてはいるが、
「パワハラとは何か」が自分都合で解釈されているのが気になる。
気になるというよりは、相手方との齟齬の原因はそこにあると指摘したい。

そもそも「アスリートファースト」なる謎の言葉を
沢山の人が曖昧にイメージしているから宮川選手に擁護的な感情に
振り込まれているのではないか

再三にわたり宮川選手に対する暴力的指導を注意、指導されていたにも関わらず
改善が見られないばかりか事実関係を隠蔽、
当初段階だけだったが、その指導法を肯定化すらしていた速見コーチは
然るべき処分を受けるべきなのだが
それによって宮川選手はダメージを負う事になっている

残念だが、暴力的指導じゃないとトレーニングできないのであれば
宮川選手は体操業界から暴力を排除するという目的のためには
ダメージを負わねばならない事が確定的である。
昨今のスポーツ界や社会を取り巻く環境の中では
パワハラは勿論だが暴力も排除されるべき事柄になっていて
旧いスタイルの指導では対応しきれなくなっているのである。

本人が了承した上での強い言葉での叱咤激励や
肉体的接触を伴う「愛の鞭」的な指導でも
周囲がそれを見たり知ったりすればハラスメントに発展する可能性があるため
とりわけそれが必要な体質や性癖でもあれば密室下で行うしかなく
それ以外のオープンな位置付けでは排除される対象である。

コーチを失うであろう宮川選手を引き取ろうという動きが
宮川選手にとって気に入らないのは理解できる。
暴力行為を行うとはいえ、
信頼関係にある速見コーチを排除しようとしている張本人の塚原夫妻が
自らの勢力下の施設・団体に勧誘するのである。
今回の徳洲会への動きはこれに連動している。

状況証拠だけで言うと
宮川選手は速見コーチの暴力的指導に洗脳された状態にある、と解釈できる
これは塚原夫妻が宮川選手とその家族に放った暴言と符合している。

発言内容含めた細かい事実関係の
ジャッジは司法関係者にお任せしたいところだが
全ての問題の原点は速見コーチの行き過ぎた指導に在り
二つの問題を生んでいるのである。

まぁ、たかだかスポーツの話なので
上手くまとまらなくても誰も困らないし
部外者には迷惑にこそなりすれ、メリットも感じない
「体操王国ニッポン」であってもなくても
直接関係者以外にはどうでも良い話なのである。

従って
感情論で裁いてもらっても結構だし
法に基づいて裁いてもらっても結構なのだが
自浄作用が働かないスポーツ団体になんか、税金投入するのだけは
止めてもらいたいと、こっそり思っている

宮川紗江「複雑な心境」も徳洲会で拠点確保を報告
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5413207
体操女子のリオデジャネイロ五輪代表宮川紗江選手(19)が10日、自身が明らかにした塚原光男副会長(70)、塚原千恵子女子強化本部長(71)のパワハラが第三者委員会の調査で認められなかったことについて、「とにかく信じられない」と代理人弁護士を通じてコメントした。


この日、日本協会は第三者委員会の調査結果を受けて都内で臨時理事会を開き、塚原光男副会長(70)、塚原千恵子女子強化本部長(71)に対し、処分を課さないことを決めた。

宮川選手は同日、自身のツイッターを更新し「色々と複雑な心境もありますが、沢山の支えでこれからも頑張っていけそうです。12月より徳洲会体操クラブさんから練習場所の提供をしてもらえる事が決まりました。高須院長はじめ徳洲会体操クラブさんに感謝してこれから頑張っていきたいと思います。応援宜しくお願いします」とつぶやいた。

宮川選手を教える速見佑斗コーチ(35)もこの結果に対し、代理人弁護士を通じて「言った言わない、はあるにせよ、少なくともNTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)の利用、海外遠征派遣に制限があったことは認めてもらいたい」とコメントした。

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