斉藤由貴の音楽を紹介してきたのだけれども
ここまでも時系列や知名度、ヒットの具合などはバラバラであるので
個人的な思い入れだけで順番を決めてしまっているけれども
決して「好きな曲順」というわけではない。
「今だけの真実」
「うしろの正面だあれ」
「N'oublie pas Mai(5月を忘れないで)」
と序盤の3曲はシングルですらないのかな。
そのあと、出世作の
「白い炎」
と
「土曜日のタマネギ」
と続けたわけだが
この次もシングルである。
「青空のかけら」は、斉藤自身7枚目のシングルで
アイドル路線から逸れていく前の作品である。
86年にリリースされていて
斉藤がアーチスティックに傾倒していくのは
87年のミニアルバム「ripple」以降、
ここでいうところの「うしろの正面だあれ」以降の作品ということになる。
ただ、このあとは映画とのタイアップ曲ばかりが続き
「青空のかけら」も彼女がCM起用されていた
富士フイルムの「AXIA」というカセットテープのCMソングでもあった。
この富士フイルムとのタイアップは尋常でないものがあって
彼女のファーストアルバムのタイトルも「AXIA」で
アルバム曲に「AXIA〜かなしいことり〜」というのも含んでいる年の入りよう。
僕も自室にテープを買うと付いてくるポスターを飾っていたので
アレなんだが
イメージガールが浅香唯に変わるまで
「テープはAXIA」で通し続けていたのである。
そのAXIAとの最終タイアップ曲がこの「青空のかけら」である。
本人がタップダンスに挑戦して収めたという音が挿入されているが
ほかで披露している様子を見たことがないので
僕としては半信半疑のまま、彼女も今年50歳にになってしまう。
今更、
実際に演技して見せて欲しい。。。とは言えないのである。
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