金本監督の言うことは正しいし
目指すところも、間違ってはいない。
だが、
鳥谷といえども
結果が出なかった場合は「外す」
というのが正しい表現ではないか。
どう考えても鳥谷と
通算1688試合で126本塁打、108盗塁、打点に至っては719打点
同じく34歳シーズンまでの
1430試合244本塁打123盗塁に加え、打点こそ708打点と鳥谷を下回る数字を
を記録する金本を
同質に考えてもらっては困る。
彼が一本調子だから阪神は上昇気流に乗れないのである。
鳥谷には鳥谷の特性がありそこを維持するのであれば
彼の役割は明白である。出塁さえし続ければ十分なわけである。
そこに年齢が加算されて、
より体力的に厳しくなっていくのを承知の上で
「もっと進化しろ」
と自身が34歳を過ぎてからキャリアハイを記録したのに準えていうわけである。
しかし、阪神が打線が低空飛行なのは
この出塁率男、「セ界の四球王」を返せない、あとに続くバッターにあるのは
明らかではないか。
金本さん、アンタは凄かったかもしれないが
他の選手は下降線をたどる年齢ですよ。
鳥谷に進化しろと言うのなら
もっと若手に「ブレイクしろ」という方が大事だと思うけどな。
ろくな若手選手が居ないということなのか??
そこを乗り越えるのは精神論しかない。
そこは金本が言うのは大正解なので゛ある。
目に見えた補強をしないというのはそういうことである。
ミズモノの、新しい外国人助っ人に頼る打線であることを
暗に象徴しているのである。
金本の彼に対する指摘は半分当たっているが
半分外れているのである。
■阪神・金本新監督が鳥谷に異例指令。「鉄人記録を継承せよ!」
(THE PAGE - 01月05日 12:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3789194
阪神の金本知憲新監督(47)が、2016年のキーマンに挙げたのが、誰でもない今季13年目となるベテランの鳥谷敬内野手(34)だった。
「まだまだ出せるものがあるのに、今年はプレーに気迫を感じなかった。彼が引っ張ってもらわねば困る。本人にも直接話をした」
昨季は、打率.281、6本、42打点、69得点、9盗塁の数字。42打点は、2004年のルーキーイヤー以来の最低の数字。出塁率の.380は、リーグ4位の数字をキープしていたが、得点圏打率が.265と低かった。1番での起用が多かったこともあるが、負けている展開、同点の展開での得点圏打率はさらに低く、頼りになる存在ではなかった。
金本新監督が、その鳥谷に物足りなさを感じて奮起を促すにも理解できる。
そしてファンを含めて関係者の関心は、金本新監督が鳥谷の記録をどう扱うかの方針だ。現在、鳥谷の連続試合出場記録は、1609試合で歴代2位の記録を持つ金本監督の1766試合に迫る。連続フルイニング出場は575試合で昨季の最終戦で松井秀喜(巨人)を抜いてプロ野球歴代単独4位となった。
鳥谷が1年を通じてコンディションと調子を維持してくれれば、これらの記録を続けることに何の問題もないが、昨季はその記録継続が采配の足かせになった部分も否めなかった。6月下旬に背中を痛めたが、和田監督は記録に配慮、2試合7番に打順を下げ、その後も12試合、6番でスタメン出場を続けさせた。
本来ならば欠場させるべきだったが、連続試合出場、連続フルイニング出場の記録がかかっていたため、負担のかからぬ打順で出場を続けさせた。関係者の間では、「記録にこだわらず、休ませたほうがチームのプラスになる」という意見もあったほどだ。
では、金本新監督はどうする考えなのか?
「鳥谷は、記録を優先させたい。連続試合出場とフルイニング出場という記録を続けることがチームの勝利につながる。その気持ちを大事にしてやりたいし、力を出せる」
新鉄人継承指令である。
自らが1492試合連続フルイニング出場の世界記録を保持していて、記録が持つ重要性を知っている金本新監督らしい考え方なのかもしれない。
現役時代は「鉄人」と呼ばれ、腕を骨折したまま翌日も試合出場を続けて、片手でヒットを打ったシーンはもはや伝説となっているが、そのとき「出るんやろ」の一言で迷うことなくグラウンドに送り出した岡田監督との信頼関係と、出る限り恥ずかしい真似はできないという気持ちが、金本の背中を押した。
プロ野球選手は、技術も体力も重要だが、それ以上に大切なのはモチベーション。つまり気迫だ。金本新監督は、自らの現役時代の経験から、記録へのこだわりが、その気迫、闘争心につながることをよくわかっていて、鳥谷の記録優先の方針を固めたのだろう。そしてなにより、この“鉄人継承指令”を鳥谷が守り、連続試合出場の記録を継続させることが、チームの勝利につながると見ているのだ。
マートンが抜け、新外国人が加入したが、シーズンを通じて低迷した打線を活性化するには鳥谷がチャンスメーカーとなり、得点圏での勝負強さを取り戻してもらわねば困る。
「この3年間、ネット裏から阪神を見てきたが、勝つ意識に欠けていたように思えた。勝負への意識、勝利への執念を持ってもらいたい。ファイティングスプリットが必要だと思う。非常に野球にとってメンタルは大事なもの。ムードを一層したいし、チームを変えるつもりでいる」
金本新監督が掲げた2016年のスローガンは、「超変革」。
その「勝利への執念が欠けて見えた」象徴のようだった鳥谷が、継続している記録を励みに大変身すれば、チーム全体のムード一新につながるのかもしれない。
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