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2020年10月27日14:19

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Whether any luck

ホェザー・エニィ・ラック。運があるのかどうか。27年に及ぶ海外生活では何度も運と不運を経験したが立て続けて二つの出来事に驚かされた。
左画像はJKの通勤路上で起きた発砲事件による被害者。去る10月20日夕刻19:00頃の事件である。通勤路は免税輸出工業団地の正門に面している幹線で朝夕は渋滞が発生する。当夜も正門に向かう方向で長い車の列となってしまった。事件は幹線に交差する右からの路地から二人乗りのバイクが犯人の車の前に右からクロスするように入り込んだのだった。犯人はバイク運転手を怒鳴りつけたらしいが言い争いとなり、車から降りて所持していた拳銃でバイク運転手を銃撃。その後車に戻りクラクションを鳴らしながら逃走してしまったのだ。
画像の左中に血まみれで倒れているバイク運転手が居る。同乗者は打たれてはいないもののバイクと一緒に転倒して動けない。犯人の身元は割り出せたが逮捕には至っていない。尚、JKは一時間前に事件現場から徒歩三分の宿舎へ戻っており、これによる影響は無かったのはラッキーだった。
中画像は日本から個人輸入したJKの処方箋治療薬。医療薬剤の輸出入は各国とも規定があるが、フィリピンは厳しい方だと思う。税関が怖れているのは、それが麻薬などの違法薬物ではないかどうかと、数量の多寡にあり、それらが問題ない事を英文で説明した文書と裏付けとなる証拠が必要となる。ポイントとしては「フィリピンの何処に合法的に住む誰が、何の目的で、どういう薬を、何処から、無償又は有償で」輸入するのかが書かれていなければならない。数名の現地在住日本人に薬の輸入を聞いてみたが、日本から送られた本と衣類に紛れ込ませたところ発覚して困った旨や、同等の薬剤をフィリピンで買ったら日本価格の四倍以上で参ったという話。または常用薬が切れてしまいどうしようか考えあぐんでいる最中の由で、正面から実際に試した人はいなかった。
さて、JKの持病は高血圧と痛風。また高脂血症で肝機能や糖尿病数値も元々は良い方ではない。一日一回の服用ではあるが、20年となる投薬と食事の改善で現在は全く問題は無いが投薬を止めるわけにはいかない。フィリピンの宿舎には凡そ8ヶ月分の在庫薬があったのだが、COVID19検疫で一時帰国不能が続いたため、その在庫も消費しきってしまったのだった。
インターネットで前述の個人輸入概要を理解した後、女房に頼んで日本の主治医による処方箋薬を購入し本社へ届けてもらった。本社では付帯している領収書や薬剤の説明書等々を全てスキャンし、その画像をメール送信してもらった。
その画像をパソコンで英文訳を加筆し、それを根拠に税関用の説明文書を編集。出来上がったものを本社へメール返信し、DHLの日本窓口に事前通知した上で薬共々、JKの宿舎宛に空輸してもらった。宛先も重要で、工場用の部材ではない為、免税企業である工場には送れないのだ。これを間違えるとトラブルになることが多い。結果的に大成功。DHKからJKの携帯電話へJKの所在と内容物確認の架電があったが、問題なく到着した。
早速、JKが事前に尋ねていた日本人達に、メールで実体験を文書実物も例として送ったところ皆から感謝の返信があった。ところが、一件だけ、受領者I氏の部下S氏から架電連絡があったのだ。
S氏:「当方のIですが、マカティのxx病院へ脳梗塞の為入院治療中です。」
驚いてしまった。
概要は、I氏は中国側の会社へ、三ヶ月に一回は往復していた由。持病の高血圧は中国の病院での処方薬を服用していたが、消費しきってしまい、マニラの病院で診断を受けこちらの薬に切り替えた由。しかし、肩から後頭部への違和感と頭痛が発症し、数回通院していたが、宿舎で昏倒。居合わせたS氏達により病院へ担ぎ込みそのまま緊急入院したと言うのだ。
S氏:「中国の薬を輸入する方法がわからず、I氏は病院をこちらに替えていました。自覚症状の後、数回通院したにも関わらず倒れてしまい、何とも言いようがありません。」
JKの方法をもっと早く伝えていたとしても、中国薬剤は漢方成分が入り、医師の中文処方箋含め英訳は簡単ではない。
I氏は数日前からは意識が戻りごく簡単な会話も可能とはなったが、依然として寝たきりの状態で24時間看護の様子。容体が安定した際には帰国治療とならざるを得ないが、その際も付き添い帯同でないと動けない。なんとも不運としか言いようがない。
右画像はJK所在地の韓国食材店で買える菓子類。左上に「亀田」と書いてある。海苔せんと落花生だ。フィリピンには元々塩・醤油味の「おかき」類は存在しない。塩味のスナックはポテトチップス類となってしまう。また画像右中に韓国風大福が二つ包装から見えている。フィリピンにも糯米原料の「すあま」のような甘い菓子は有るが、中に餡を入れたものは知らない。
少しでも口に合う食べ物、食材が手に入った時、これは素直に幸運と喜こぶべきだろう。
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