イントゥエッション アンド サイエンティフィック。直感と科学的。ヒトは生きて行く為に自身の五感を基にした直感が必要でこれは他のイキモノ達も同じである。そして、ヒトが他の動物達と異なる点の一つは、自分の行動を記録・整理し、それを科学的に考えるという部分だと思う。
左画像は、母校卒業生向け会報の8月号。世界中を震撼させているCOVID19(コロナ)について、各国に滞在する交友達から記事を募り現地情報の特集が組まれたのだ。JKはマニラの校友会から依頼を受け拙文を投稿、編集の後掲載されたのだ。会報実物は日本の自宅へ届けられ、女房に表紙と掲載箇所を携帯電話で撮影してもらい、LINEで送ってもらったのだった。
掲載内容は、このmixiに書いているような画像付き現地レポート。拙文の対象は5月GW頃の最初のロックダウンで、比政府の規制だけではなく住民達も直感的にCOVID19に恐怖を抱いていた時期だ。JKは自身の目と耳により現地のその様子を綴ったが、その頃はまだCOVID19の概要が今よりも知られておらず、街はガランと静まりかえっていたのが印象的である。
中画像は、JKの香港事業所の女性責任者が送ってくれたマスクの内側にかませる樹脂製の小物。鼻と口に空間ができるので、マスクが唾液で湿ってしまう事を抑え、且つ話し声もある程度明瞭に聞こえる。JKはmask’s skeleton(マスクの骨格)と呼んだが、香港や華南では一般的に使われている模様。考え出した人はマスクの不便さをどのように軽減するか直感的に考え出してそれを昇華させたのだと思う。
右画像は8/18付まにら新聞の抜粋。なんとフィリピンの失業率が45.5%と言う見出しなのだ。働ける国民の半分が失職中！とんでもない状態である。これは8/4から再びロックダウンを実施した結果なのである。右画像の左写真は、フィリピンの乗り合いバスであるジプニーの運航を停止させたため、無収入となった運転手たちがマニラ市内で「カンパを募っている」様子。悪く言えば政府指令の為発生した物乞い達である。彼らだけではなく、マニラ市域の高級住宅街には子供の物乞いが侵入しガードマンに追い出されるという場面が出ている。また、南西部のラグナ工業エリア周辺の住宅地では、高齢の日本人女性が強盗殺人に会って死亡している。二回目のロックダウン、政府は市民へ最低限の食糧供給さえせずに、市民へただ「外出禁止」を命じ、警察や軍を使って抑え込んでいるだけ。再ロックダウンの理由は、医療崩壊だという事なのだが、PCR検査の陽性者達を医師達はどのように対処したのか今一つピンとこない。確かに一日当たり3000〜4000人の陽性者をそのま病院へ入れていたら当然のことながらパンクだろう。しかし、直近の陽性者のうち、無症状と軽症が98%であり、重症化と死者を合わせても2%なのだ。これは現地でもネット報道されるようになった。しかし、COVID19に怯える富裕層の陽性者は、軽症であろうがとにかく金を積んで病院へ居座り病床を占領してしまうという話も聞く。
前回の日記でも一部触れたが、他の疾病との比較やフィリピンの死亡総数との比較は、全く報道されていないのは理解不明である。以下はJKがネット情報から調べた2019年のフィリピンの様子。
1. 人口：1億800万人
2. 年間死者数：63万8千人→1748人/日
3. 死亡原因上位
�� 心血管疾患(心臓関連)：170,000人→466人/日
�� 脳卒中、89,488人→ 251人/日
�� 下気道感染症(気管支炎、インフルエンザ)、55,139人→151人/日
�� 糖尿病、35,678人→98人/日
其の他：肺癌、16,217人→44人/日
4. COVID19感染状況：3/1-8/18の172日間で患者累計164,474人、死亡者2,681人
→死亡者16人/日
COVID19の死亡者数よりはるかに多い心血管疾患に対して、政府は原因追及や地域管理など全くしていない。そもそも、一日あたり僅か16人死亡のCOVID19について「怖れるな」という説明も一切していない。
政府が冷静に科学的に考え、まず国民からCOVID19への恐怖を取り除き、経済復活の対策を講じることを念じたい。以下参考URL
比人口：
https://www.populationpyramid.net/ja/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3/2019/
比死亡率：
https://jp.knoema.com/atlas/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87
比死亡原因：
https://ceburyugaku.jp/29245/
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