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2020年06月05日15:37

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躁うつ病のトリセツ その4 体験記 崑膤惻験と学校と自習」

●受験生時代の症状

 大学受験の話をする前に、当時私は双極性障害との診断は受けていなかった。

 私が精神科に通うようになったのは、大学1年生の冬のときである。しかし、たぶんそれ以前から躁うつ病の片鱗はあったように思う。
 急な気分の高揚と、その後の低迷に悩まされたのは、少なくとも高校2年のときまで遡れる。

 突然遅刻が多くなって学年最多を突っ走ったり、電車の中で気分が悪くなって一度も休んだことのない試験をさぼったり、ボランティア活動に参加すると表明して一度も行かなかったり、大雨の深夜に飛び出して徘徊したり、学校の課題に死にたいと書いて出そうとしたり(直前で思いとどまった)、夜の新宿を当てもなくさ迷ったり、塾に真面目に通う時期と隣のブックオフで何時間も立ち読みするときと落差のある行動をとったり。――ちなみにサラリーマン金太郎やうる星やつらを読破した記憶がある。

 他にも色々と恥ずかしいやらかしがあるが、当時の自分も何かがおかしいと思いスクールカウンセラーに相談。その後精神科で受けた診断はノイローゼだった。結局、何の相談にも乗ってもらえず、薬すら貰えずじまいだった。

 勇気を出して相談した結果、ノイローゼの一言で済まされて何のサポートも受けられず、途方にくれた覚えがある。


●学校こそ至高

 閑話休題。

 なぜ長々と前置きをしたかというと、入院するほどではないが生活に少々支障がでる程度であり、さらに自分が病気だと思っていなかった時期の話だからである。
 だから、躁のときに勉強し、うつのときになぜ勉強ができないのか。原因が分からず苦しむ生活だったように思う。

 つまり、知識と診断と薬とカウンセリングといったサポートすらないものの、条件は今と変わらないのである。
 当然、勉強法なんて知りもしないし考えもしなかった。だが、今よりも勉強はしていた。

 で、いきなり結論を言うと、学校の勉強が一番役に立った。

 正確に言うと、内容ではなく学校に通うという「強力な習慣あるいは義務感」が勉強する時間を確保してくれた。
 ハイとローを繰り返して、週に何度も遅刻するような様でも通学できたのは、それまでの習慣、あるいは義務感のおかげだったと思う。

 当時を振り返ると、躁でもうつでも授業中と昼休みは、真面目に授業(を受けるふりして内職するときもある)を受けていた。

 勉強法ではないかもしれないが、「何らかの強制」というのは、私程度のうつ症状には一番の薬になるのではないかと感じる。

 しかも、あらかじめ学習計画が決まっているのだから、いちいち目標を立てるテクニック云々を考える必要すらない。
 加えて、どんなに朝辛くても毎日高校に通って、授業だけは真面目に受ける。強制的に規則正しい生活ができていた。

 強制力のある規則正しい生活習慣としては、最強ではないかと思う。それに、受け身であっても問題ないように計画されているのだから。


●自習は次善の手段

 だとすれば、「自習」がいかに鬼門なのかもわかると思う。

 躁うつ病の勉強法を掲げてはいるが、自習に頼らない、外部の強力なサポートを得るのが一番の近道なのかもしれない。

 しかし、近道ができない。勉強法は次善の策なのである。

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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月05日 16:32
    興味深く読ませていただいてます。
    現在は無理ですが(欠格期間中)、3年後に普通自動差免許を再取得する予定です。自動車教習所に入学するところから始めようと思っています。
    前回自動車教習所に通っていた時は躁鬱の診断を受けていませんでした。働きながら通ったので半年近くかかりましたが、卒検で一回失格して補習をし、二回目の卒検で合格、公安の試験は一発で通りました。まだ若かったから。
    あれから30年近くたって再挑戦です。果たしてこの薬漬けのボケボケの頭で実技はともかく勉強の方が大丈夫か心配しています。広場恐怖も持ち合わせているので通学バスに乗れるかどうかも怪しい所です。
    羽田京さんの経験がすごく納得のいくもので読んでて勉強になります。続きを楽しみにしています。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月05日 18:43
    > mixiユーザー 
     ありがとうございます。軽躁のノリと勢いで書いてしまって消そうか迷っていました。ずっと書きたい、吐き出したいと思っていたことがまだあるので、もうしばらくお付き合いいただけると嬉しいです。
     私は持っていませんが、自動車免許を取るのは、とても大変と聞いています。実技は大丈夫で試験が問題なのですね。3年間をどうするか。コツコツ型の勉強ができない前提で、短期集中を繰り返す。私が英語の勉強で使っている手段です。うつの期間で忘れて当然なので、覚えられなかった英単語やフレーズにつけたチェックマークを、ちょっとずつ減らすようにしています。偉そうなこと言ってすみません。
     付き合い方の難しい病気ですよね。少しでも何かの参考になればうれしいです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月06日 14:06
    こんにちは。

    すべて読ませていただきました。ご経験を、お話くださり、ありがとうございました。
    とても自分にも合わさるところがあり、納得させられました。
    わたしも高校生のとき突然朝起きられなくなり毎日遅刻するようになり、かかりつけ医に起立性障害と言われました。
    躁うつ病と診断されたのは社会人になってからなのですが。

    いま、就労支援センターに行って思いますが、本当に毎日の規則正しい生活は大切だと実感しています。
    一週間の過ごし方が大切だと思います。一定した毎日を過ごすことにより自然と体が頭が覚えてきてくれます。
    ときどきは上手くいかないことはありますが、そんなときは無理しないことにしています。

    お薬だけでなく自分でもいろいろやってみるのもいいのかもしれませんね。

    今回、羽田京さんの日記を読ませていただき、勉強になりました。

    長くなり申し訳ありません。

    ありがとうございました☘

    おかごろう
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年06月06日 14:25
    > mixiユーザー 
     読んでくださってありがとうございます。躁うつ病は診断が確定するまで時間がかかるようですよね。私も最初は抗うつ剤や抗不安薬を貰っていました。つらかったです。
     規則正しい生活は本当に大切ですよね。学校を卒業してからつくづく感じるようになりました。
     日記というよりもはやポエムですが、何かのお役に立てればうれしいです。

mixiユーザー

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