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2020年09月28日16:38

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千葉市美術館 宮島達男クロニクル

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千葉市美術館は、時々ユニークな企画展を行う。
今回は、現代美術「宮島達男 クロニクル1995-2020」。

日曜美術館で紹介された、森美術館「STARS」展のアーティストの一人です。

番組では、村上隆と共によくしゃべる男だなという印象でした。杉本博司、リ・ウファンのある種の寡黙さと対照的でした。

京都造形芸術大学の副学長(2012-2016)も勤めていたそうですから饒舌は必要なのでしょう。


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さや堂ホール 「Floating Time」
フリースペースの展示です。




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入場口にサイコロが置いてあり、出た数字のパンフレットを取ります。中に、「展示作品を探しましょう」のクエスチョン。

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答は、展示室の窓に作った作品です。



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Counter Skin on Face

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Counter Voice in Cainese Ink

男は宮島達男本人。竹林の中で、男が1から9までの数字を叫び、0の時に墨を溶かした水に顔を沈めるビデオアート。

これは笑える。



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LEDの作品




最後の展示は大型のインスタレーション。
真っ暗な室内に、天から落ちたように、地上の星が煌めく。

星は点滅する青色LEDの数字。

実用化されたばかりの青色LEDのためか、点滅のたびに微かな電子音が聞こえる。

天空のしじまを震わせているようだ。

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「地の天」1996年 千葉市美術館蔵

『地と天が1つになった「宇宙」がイメージされた円形の中に、197個の青色の光が、まるで星座のように輝いている。生と死の不可分な繋がり。』

急逝した恩師・榎倉康二への追悼が込められている。



なかなか面白い展覧会でした。

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