千葉市美術館は、時々ユニークな企画展を行う。
今回は、現代美術「宮島達男 クロニクル1995-2020」。
日曜美術館で紹介された、森美術館「STARS」展のアーティストの一人です。
番組では、村上隆と共によくしゃべる男だなという印象でした。杉本博司、リ・ウファンのある種の寡黙さと対照的でした。
京都造形芸術大学の副学長(2012-2016)も勤めていたそうですから饒舌は必要なのでしょう。
さや堂ホール 「Floating Time」
フリースペースの展示です。
入場口にサイコロが置いてあり、出た数字のパンフレットを取ります。中に、「展示作品を探しましょう」のクエスチョン。
答は、展示室の窓に作った作品です。
Counter Skin on Face
Counter Voice in Cainese Ink
男は宮島達男本人。竹林の中で、男が1から9までの数字を叫び、0の時に墨を溶かした水に顔を沈めるビデオアート。
これは笑える。
LEDの作品
最後の展示は大型のインスタレーション。
真っ暗な室内に、天から落ちたように、地上の星が煌めく。
星は点滅する青色LEDの数字。
実用化されたばかりの青色LEDのためか、点滅のたびに微かな電子音が聞こえる。
天空のしじまを震わせているようだ。
「地の天」1996年 千葉市美術館蔵
『地と天が1つになった「宇宙」がイメージされた円形の中に、197個の青色の光が、まるで星座のように輝いている。生と死の不可分な繋がり。』
急逝した恩師・榎倉康二への追悼が込められている。
なかなか面白い展覧会でした。
来年開催される田中一村、気になります♪
田中一村は奄美に移住する前に千葉に住んでいて、千葉の風景を描いています。何気ない風景画ですが画力がよく分かります。「アダンの海辺」は常設です。
[アダンの海辺]は千葉市美のコレクションやったんですね。
2年前に佐川美術館で観ました。魅力的な作品ですよね♪
そうなんです。寄託だったと思います。いいよね(^^)v
森美術館の「STARS」のほうがいいと思います(^-^)/