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2020年07月13日15:45

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バッハ 佐藤俊介

http://pacem.web.fc2.com/youtube_bach/matthaus_2/39_mead.htm

YouTubeでバッハの無伴奏を探していたら、カウンターテナーにオブリガードするバロックバイオリン(その逆ともいえる)の「憐れみたまえ、わが神よ」(「マタイ受難曲」BWV244 39曲 )に出合いました。ヴァイオリンの寄り添うように優しく、しかも情熱的な演奏が衝撃的でした。テオルボ(大型リュート)のつま弾きも好ましい。


オーケストラは、「オランダバッハ協会」であり、バイオリンは日本人の佐藤俊介氏であることが分かりました。


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佐藤俊介

彼の略歴は、1984年、日本人の両親のもと東京に生まれる。4歳で父親の経済学研究のため渡米。ジュリアード音楽院、ミュンヘン音楽・演劇大学で学ぶ。
2010年ライプツィヒ バッハ国際コンクール ヴァイオリン部門第2位および聴衆賞。2013年オランダバッハ協会コンサートマスターに就任。2018年より第6代芸術監督。


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オランダバッハ協会は、1921年創立で来年100周年を迎えるヨーロッパ屈指の歴史と芸術性を誇る古楽楽団です。バッハ時代のピリオド楽器を使用し小規模で演奏するスタイルは古楽演奏の王道です。毎年、教会で演奏する「マタイ受難曲」は高い評価を受けています。
また、バッハの全作品をインターネットで発表するという「All of Bach」プロジェクトの大事業も進行中です。

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前芸術監督のファン・フェルトホーフェン(1952年〜)氏は、35年間オランダバッハ協会の芸術監督を務め、育て上げた名匠です。

2021年創立100周年を迎えるオーケストラの芸術監督(佐藤は、指揮とコンマスも兼ねる)を、65歳のオランダ人から、33歳の日本人が引き継いだわけです。



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数十年前に、皆川達夫氏(1927〜2020年)の「バロック音楽の楽しみ」によりバッハに目覚め、カールリヒターを崇拝?した私から見ると、まさに驚天動地の快挙です。


これからの、佐藤俊介氏とオランダバッハ協会の活躍に目が離せませんね。

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