■「いじめを避ける」ための現実的な解を考えてみる/ひろゆき
(日刊SPA! - 07月09日 16:32)
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6年生の時となりのクラスのリアルジャイアン、竹田君。5組。
これはもうかなりの暴君で6年にして体格は大人越え。ヒョロイ男教師にメンチ切りながら胸でグイグイ脅して怖がらせて楽しむ等の極悪なやつでした。
当然同じクラスの男子は全部下僕。
おもちゃ取り上げられたりむりやり奢らされたり殴られたり無理矢理滑稽なことさせられたりと悲惨だったそうです。
しかしその竹田君。いつまでも天下は続きません。
奴隷のごとく扱われていた5組の連中が結託して反旗を翻しました。
とはいっても腕力では勝てないので徹底して無視。
一切しゃべらない。遊ばない。放課後は竹田君以外で集まり翌日はその話題で盛り上がる。
竹田君が殴ろうがなにしようが無視してました。
しばらくしたらトボトボと一人で下校している竹田君をよく見かけました。
そのうち4組グループの我々に近づくともなく近づいて3歩くらい離れた位置でついて下校してることもありました。話題に入ってくるでもなく。
「一緒に帰ろうや!」と言ってくるでもなく。
この竹田くん。
これイジメられてますよね?w
いや、元はと言えば原因は竹田くんですよ。
でも理由があるからイジメをして良いってわけではないんですよね。
でもなんか釈然としないです。
イジメは駄目。これはもちろんです。
竹田君は大人顔負けの腕力を持ってる。
でもこれはイジメである。
いや、イジメられないための5組連中の自衛である。
・・・・どれも間違いではないですよね。
ただ単純に竹田くんが可哀そうとも言えないし単純に可哀そうともいえる。
たぶん100人が100人とも意見が一致しないでしょ。
これがイジメの難しいところです。
「何がなんでもイジメは駄目」
もちろんわかります。
しかしながらここまでしないと5組軍団は自衛できないのも事実。
「いや、こうすればいい」とか机上の空論はいくらでもいえますが現実彼らは無理だったんです。
大人より腕力があってでかくて凶悪。
6年が何とかなる代物じゃないですよ。
そしてもう一つ。
小学3年生の時いた強くん。
電車がすきで「次は〜〇〇〜 〇〇〜 白線の内側まで〜おさがりください」と良く行ってました。
最初はおもしろがって聞くのですが何度も何度も何度も何度もやるのでそのうち飽きてきます。
「もういいって」といっても「次は〜〇〇〜」と辞めません。
そのうち気の強いのが「おい強!ええかげんにせいよ!」と言っても辞めません。
腹たてて殴って蹴ってボコボコにしても涙目で必死に「次は〜!!〇〇〜!!」と言うのです。
それでしか気をひけないのです。でそれを否定されたからムキになるわけなんですね。
気の強い奴は別として我々はさすがにボコボコにはしない。でも聞くのももううんざり。
聞いてたら正直殴りたくなる。辞めるように頼んでも辞めてくれない。
これが高学年くらいなら「こいつは可哀そうなおかしなやつや」と大人になって付き合うこともありうるでしょうが当時は3年生。
さすがにそこまで博愛にはなれませんでした。
で。結果としてとったのは距離を置くことでした。
昼休みとか20分休憩とかはなるべく強にみつからないように教室から出て遊ぶ。
放課後もバレないように集まって遊ぶ。
そしたらある日担任に呼び出され「おまえらのしていることは最低だ!イジメだ!!」とげんこつで殴られ強くんに謝らせられました。
いや、小学校3年よ?そこまで大人にならなあかん???ww
でもこれはイジメなんですよね。
イジメか?ww
本人がイジメと感じたらイジメなんですよね。
いやいや、これ担任が私をいじめてるよこれ。
私はいまだにイジメと納得していません。
でも世間にはこの担任と同じように「イジメだ」と断じる人もいるでしょう。
イジメの定義ってめちゃくちゃ難しくないですか?
あと社会人になってから「会社でイジメられてる」って愚痴を聞いてみると「・・・いや、それイジメやなくて単なる指導やで」ってのもあります。
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