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2019年11月19日17:33

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台湾・澎湖島観光と新潟の溺死体

台湾へ行ってきたときの記録の続き

11月6日(水)

黄さんの運転でレンタカーを走らせる。
今日は一日、澎湖島の観光だ。

澎湖島は火山のカルデラでできた島だ。
隠岐島やギリシャのサントリーニ島のように環状に島がある。
いちばん大きな島は澎湖島で、その先に輪を描くように白沙島、漁翁島が連なっている。
3つの島は橋でつながっている。
わたしたちの計画は澎湖島からいちばん先の漁翁島の先端まで行って帰ってくる。

澎湖島の中心地、馬公市のゲストハウスを出発する。
すぐに町並みは途絶え、草原が続く。
年間降雨量が少なく、起伏の少ない土地なので農業が難しい。
だから畑は少ない。
島の産業は漁業と観光だけだ。

1時間ほども走ると3つ目の島、漁翁島に着いた。
島の先端の岬へ行く。
軍隊の基地と灯台がある。
灯台の方は台湾で一番古いもので、日本の幕末に建てられたものだ。
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荒野の先っぽで荒海に向かって軍事基地と灯台がある。
最果てに来たという感じがする。
実際に中国軍が侵攻してきたら、この澎湖島が最前線になるはずだ。


次に近くの五孔頂という山に登る。
山といっても海抜30メートルくらいの小さな丘だ。
表から整備された階段を登って景色を眺める。
帰りは裏から降りようと、反対側の踏み跡を辿っていったら藪こぎのような道だった。
わたしはサンダルを履いてきたので苦労した。
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澎湖島を訪れる日本人は年間1000人もいないそうだ。
さらに本島から白沙島、漁翁島まで行く人はもっと少ない。
だからネットで探しても詳しいことがよくわからない。
わたしたちが行った場所の地名が何だったのか。
面倒だからそういうことは抜きにして書く。

澎湖島は火山島なので柱状節理をあちこちで見ることができる。
そんな中でいちばん大きな規模の場所へ行った。
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漁翁島は台湾の最果ての地だ。
澎湖本島はまだ少し栄えていてマクドナルドやセブンイレブンもある。
しかし島を渡るうちに人も建物も少なくなる。
観光客もまばらだ。

島の真ん中あたりにひっそりと古い集落がある。
家の壁や塀がサンゴを積んでできている。
車を置いて散策していた。
おじいさんが寄ってきて日本語を喋りだした。
90歳を越える方で、子供のころは日本語で勉強したそうだ。
「わたしの小学校の先生は有田先生です」なんて言っていた。
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もう一つ海岸沿いの柱状節理へ行く。
のんびりとした波打ち際でしばらく日向ぼっこをした。
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そのすぐ近くに澎湖島で有名な海鮮料理屋さんがある。
その日に捕れた魚を料理してくれる。
値段も良心的で地元の人で満員だ。
「清心飲食店」という名前の店だった。
台湾海鮮料理で昼食にする。
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大義宮という澎湖諸島では有名なお寺にも行った。
中国らしい派手な本堂だった。
地下回廊があって大量のサンゴで飾られた極楽パノラマがあった。
池があり水亀が泳いでいた。
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また海岸の方に行く。
鯨洞という奇岩を見学する。
海岸に大きな穴があいた岩があった。
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それから真ん中の島、白沙島に戻る。
台湾でいちばん大きなガジュマルの木を見学した。
枝が網状に繁茂して、どこが大本なのかわからなかった。
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すぐ隣にお土産屋さんがあった。
「日本から来たんだよ、ここはいいところだね」と言うとソフトクリームを無料でサービスしてくれた。
なんと気前が良いのかと感動して、仲間に声をかけて呼び寄せた。
皆んなあれこれお土産を買って、お店はずいぶんな売り上げになった。
台湾の田舎とはいえ商売がうまいなあ。

でもまあ実際に澎湖島は過疎が進んでいるそうだ。
若者は不便な離島を嫌い台湾本島に行ってしまう。
だからわざわざ日本から来て、いいところだなあと褒めてくれるオジサンに親切にしたくなったのかもしれない。


最後に観光したのは澎湖水族館だ。
珍しい展示はなかったけど、クラゲと建物の上から景色がよかった。
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ゲストハウスに戻る。
夕食はゲストハウスのオーナーお勧めのレストランにした。
オーナーも交えて、またまた海鮮料理とビールで盛り上がる。
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古いお金持ちの家を改造したレストランだった。
だからトイレも古い台湾のお屋敷のものそのままだった。
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11月7日(木)

今日は日本へ帰るばかり。
ゲストハウスから澎湖空港へ。
台北行きの飛行機に乗る。
窓から阿里山脈が見えた。
来年の夏に今度はあそこへ登ることになった。
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待っててくれよ、頂上まで行ってやるからな。





11月8日(土)〜11日(月)

台湾から帰った翌日から新潟へ行った。
8日に車で出発した。
夜は道の駅・新潟ふるさと村で車中泊した。
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新潟で受けた面接授業は「法医学」だ。
講師の方がたくさんの死体写真を映して解説してくれた。
首吊り死体、焼死体、腐乱死体など。
いちばんグロかったのは溺死体だった。
海で溺れて、身体は服を着ているのでそのままで、頭がむき出しになっているのでエビやシャコに食われて、頭蓋だけが白骨化していた。
自殺することがあっても海へ飛び込むのだけはやめようと思った。
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