これも 現代版‘袖振りあう合うも多生の縁’なのかもしれない
お名前も存じ上げず、お目にかかったこともなかったけれど
確かに同じ制服を着て 同じ講義を受け
同じメールを読み 同じ仕事をしていた
26名の中にその人はいた
その瞬間 仕事に出ていれば巻き込まれはしなかった
さぞかし無念だったでしょう
やりたいこともあったでしょう
美しい世界を見たかったでしょう
神様どうか天国でその人を見つけて下さい
その人を照らして下さい 寄り添って下さい
近しい方々の失望がいつか希望に変わりますように
ご冥福を…などとたやすく言えない
その当事者はたとえこの世の決まりごとから逃げおおせても
天の裁きが下るだろう
しかし、自分達もまた同じようなことをしていると
コンクリートで美しく固められた庭々を見るたびに思うのだが…
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