安倍政権の2025年までのプライマリーバランス黒字化目標という緊縮財政。

■１９年の貿易収支、２年連続赤字＝米中摩擦で輸出減
(時事通信社 - 01月23日 11:01)
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安倍政権は閣議決定通り、律儀にプライマリーバランス黒字化を目指している。ここ3〜4年の政府収支赤字額はずいぶん縮小されているのが見てとれる。

政府収支＋民間収支(民間企業、一般家計)＋海外収支=０

安倍政権のプライマリーバランス黒字化はあくまでも海外に赤字(いわゆる貿易黒字)を担ってもらって初めて目標に近づける、という代物だ。ところが昨年辺りから勃発した米中貿易戦争によりこれまで通りの海外収支の赤字化は見込めなくなってしまっている。となれば財務省が目指すのは…民間収支の黒字の削減、という狂気の政策しか手立てはなくなってしまうのだ。とりわけ法人にはヌルい近年の傾向からして黒字削減の対象は自ずと一般家計になってしまう。今後、財務省による更なる増税、緊縮財政傾向(=政府支出削減。いわゆる社会保障費等)は強まって行かざるを得ない。プライマリーバランス黒字化目標を破棄しようとせず国民生活破壊を目論む安倍政権には早急に退いてもらわねばならない。