mixiユーザー(id:6084585)

2020年02月24日20:34

184 view

新宿末広亭 二月中席夜の部 神田伯山真打昇進襲名披露興行

新宿末広亭 二月中席夜の部 神田伯山真打昇進襲名披露興行

行ってきましたー!

元々行くつもりはなかったのですが、
整理券を配布と知り、だったら行けるかなー、と調べると、
唯一行けそうな日に、鯉八、小痴楽、萬橘さん! 私的に当たりの日!
3時間なら並べるなー、と逆算し、
「伯山TV」や「太田松之丞」をユーチューブプレミアム無料お試しでオフライン保存して、
ちゃんと朝ごはん食べてから、家を出ました。
末広亭には7時15分着。
行列最後尾は、すでに角を曲がってお寿司屋さんのビル前。
10時15分配布予定の整理券は、10時に配布してくれました。
整理番号82番。
やった、座れる。
まだまだ並んでいます。昼過ぎには札止めだった様子。
整理券ゲットとともに、切符も購入できました。3500円。
整理券に集合時間を書いてあるので、あとは、家帰って昼寝して来るのみ!

16時半、昼の部終了後、速やかに整理番号順に整列させての入場。
席は椅子か桟敷かしか選べません。順に詰めて座るよう指示されます。
9列目のセンター寄りでした。上々です。

16時50分、前座さんから始まりました。

どっと鯉/他行
鷹治/ちりとてちん
桂小すみ
鯉八/おちよさん
小痴楽/一目上がり
コント青年団
鯉栄/狼退治
萬橘/代書屋
東京ボーイズ
柳橋/長屋の花見
昇太/看板の一
〜仲入り〜
口上(小痴楽/松鯉/伯山/萬橘/柳橋/昇太)
高田文夫・松村邦洋/物真似漫談
松鯉/屏風の蘇生
ボンボンブラザース
伯山/グレーゾーン

鷹治さんのマクラで伯山いじりがあるけど、それほど笑わない客席。私も。
噺を聞きにきている雰囲気あり。
それが反映されたのか、皆さん、きちんと落語や講談をやってくれて、うれしい。

小痴楽さんの披露目では聞けなかった、久しぶりの鯉八さん。
とても受けている。噺はお得意の女性心理ネタ「おちよさん」。大好きだ。
最後に「次は落語界のどチンピラ、柳亭小痴楽の登場です!」からの小痴楽さん。

昨晩の「情熱大陸」にも触れ、伯山を腐し、わんわん笑いを取り、
こちらも得意の「一目上がり」。
コント青年団のちょいちょい入るおちょくり政治ネタも会場が沸く。
鯉栄さんの、生意気弟弟子に手が出たエピソードも大変おもしろい。

で、萬橘さん。
袖から出てきたときに客席を見て、少し驚いて、笑っちゃって、
高座で礼をしつつ、口角上がってました。
すげーなーこの客入り、って笑いでした。マクラでも言ってました。
噺は「代書屋」。めっちゃおもろい!
ズーズー弁の大柄な女性が恋文を書いてもらいに来る。
その後、男性が2人。1人は付き添い。
名前は「なんでもいいよ!」。適当に「古舘克彦」。伯山さんの本名ですね。わはは。
サゲも独特でおもしろく。この日いちばんの笑いが起きてました。

口上では、小痴楽さん司会! 泣ける!
初口上司会に立ち会えてうれしい!
緊張してる! なんか落ち着きがない!
紙を読みながら紹介するとこも彼ならでは。
そんな訳で、笑いの多い、いい加減で楽しい賑やかな口上でした。

ゲストは高田文夫と松村邦洋!
真ん中マイクの漫才形式。
喋るネタを書き出した紙を見たりしつつ、振っていく高田文夫。
客席の雰囲気や場の読みに対する勘の良さがすごい。
スラーっと背も高く、スーツも似合っていて、佇まいがかっこよかった。

伯山さんは、出てきて、
松村さんが披露パーティーで滑ったと言ってるけど、機材トラブルのせいなのに優しい、とフォロー。前日の口上の裏話に爆笑。
披露目中は師匠がずっと聞いてくださってるんですが、今日は喫茶店にでも行っててくださいとお伝えしてます。新作はやるつもりじゃなかったんですが、4年ぶりですかね、封印していた新作をやらせていただきたいと思います。先ほど出た鯉八兄さんは、はじめから新作落語をされてまして、寄席でどんなに滑っても、先輩から何か言われても貫いていて、すごいな、と思っていました。その鯉八兄さんと、彼の落語を聞いて俺も、と落語家になった、同級生の小笑さんをモデルにした話です。初めはプロレスの話ばかり出て来るんですが、ちゃんと言いたいことが出てきますんで。夢を見るって素晴らしいことですよね。笑ってください。
というようなことを話されて始まりました。
前半は彼らが学校でプロレスの話をずっとしてる。
(伯山はプロレス好き)
その後相撲。
で、落語家になる。
ふな八(鯉八)は「笑点」に出てて、他に宮治さんと昇也さんが出てる。わはは。
いつか本当にそんな日が来るかもしれない(若手大喜利には出てるけど)。
「小遊三師匠のいない日を選んでやっている」と言ってました。
しかし「昇太師匠がまだいらっしゃいました」。わはははは。
最後の、子供がいる力(小笑さん)とふな八のシーンが泣ける。
涙が止まらなかったです。
嘘と虚構と現実と、夢の見方と見せ方。
これは、他の成金メンバーへのエールであり、希望であり、尊敬であり、成金としての総決算でした。
40分。感動しました。

鳴り止まない拍手の中、カーテンコールでは鯉八さんも。
その後、昇太さん、高田文夫さんも。
高田文夫さんは、座って、礼をされている。
寄席でスタンディングオベーションの状況に、演芸に携わってきた人として感無量なように見えました。本気で礼をされていました。

伯山真打昇進襲名披露目興行の中で、松之丞を感じさせる日はおそらく今日だけでしょう。
演芸に対する気持ちがずっしり籠もっていること、それを伝える技、素晴らしかったです。
帰宅の途で、家に着いても、次の日起きた時も、思い出しては感動して涙流してました。
本当に、ありがとうございました。
改めて、真打昇進、伯山襲名、おめでとうございます。

いやあ、しかし、鯉八さんは、本当に、もっともっと知られて欲しいなー。
現代的におもしろいもんなー。
そんな鯉八さん(A太郎さん、伸三さんと)の真打昇進披露目興行は五月からでございます。

1 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する