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2020年06月03日16:13

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アニメ話・BNA/波よ聞いてくれ/啄木鳥

●BNA・8話。オオガミさんのバックボーンと彼の本当の敵、主人公の位置とは別レイヤの物語上位者(シルヴァスタ・銀狼教団・市長)の多重的な関係性…と物語の根幹部分の大事な話らしく、作画・脚本・演出の多面でリキの入った回。「なるほどこういう立ち位置か」と思わせた直後に「あれ?」と思わせる展開を持ってくるのが上手い。また中盤のヤバさん暴走のシーケンスはありがちなシチュだが、大怪我してるオオガミさんをさらに叩きつける・巨大な手でみちるさんを締め上げてからワンテンポ置いてもう片方の手で締め上げ追加・と作画だけに留まらない「ムチャな暴力」の演出が上々。総体として、俺うまいこと掌で転がされてんなあ、って話でした。

●波よ聞いてくれ・9話。ラジオキッカケでかつて付き合った男と会う。今までの話聞くだにかなりクズっぽい男であるのは間違いないが、しかし実際会うと一見好青年である光雄さん。ミナレさんの所期の目的である復讐なりなんなりの意図がどんどんと減衰してゆき、ほだされてゆく過程を見る視聴者がヤキモキする流れを、クライマックスで一気に(文字通り)ひっくり返す鮮やかさ? だか何だかがとても良い。面白い技使いやがって…。多分天性のものであるクズ男を浪川大輔が実に的確に演じている。うん、適材適所だね! 多分ね!

●啄木鳥探偵處・8話。空を飛ぶ見世物人間に男装の麗人と、道具立ては相変わらず時代っけててよろしい。この「麗人」タマキさんが、割とめんどくさい立ち位置であるのに自立しており、かつあの拗らせた石川君をキッチリいなせる性格、ってことでなかなかのヒロイン。男装状況での謎めいた感じと、正体ばらしてからのちょっとした弱さのバランスもあざといことで。一方で石川君の体調は不可逆に悪化している。今んとこはよくある「物語に出てくる労咳病み」な程度ではありますがね。まあ、拗らせるには充分なことではあるんだけれども。
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