「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店に行ってマカロンを食べます」
その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。
しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。
誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか?
小鳩君は早速思考を巡らし始める……
心穏やかで無害で易きに流れる小市民を目指す、あのふたりが帰ってきました!
米澤穂信:巴里マカロンの謎
昨日は2年ぶりだ3年ぶりだと書いていましたが、米澤さんの小市民シリーズはなんと11年ぶりの新作です。
まぁ、他にも色々と書いておられますからね。
私が読んだのは、そんな前ではなかったと思いますが。
あとで調べてみようかな。
さて。
シリーズは春季、夏季、秋季と来ていたのですが、今巻は季節のお話ではないのですね。
番外編的な短編集な感じ。
ちょっとビターな後味の謎を小市民を目指す小鳩君が解いていく内容は変わらず。
ただ今回は、そこまでビターな感は出てなかったかな。
そのぶん、気楽に読めましたけど。
でも、米澤さんはやはり仄暗い結末の方が似合うと言うか味があると言うか。
追想五断章、満願なんかもういいよね!
新たなキャラの秋桜ちゃんもレギュラー入りするのでしょうか。
人間関係が広がり、話も広がっていくといいのだけれど。
広がるのはいいのだけれど、次はいつになるのかしら。
前の話の内容が朧気にしか覚えていないので、季節シリーズを引っ張り出してまた読んでみようかな。
何処から引っ張り出すかって?
『小市民の宝物庫(ゲート・オブ・じりあん)』からに決まっておろう。
P.S.
秋季限定を読んだのは7年前でした。
ロックダウンしたら読書三昧?
ポルノグラフィティ『サボテン』を聴きながら
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