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2016年01月16日16:19

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揚げ者の悲しみ 小津と成瀬

今、日テレで『奥底の悲しみ戦後70年引揚げ者の記憶』を観る中国、朝鮮に居た日本人は敗戦を迎えソ連兵が襲って来たと言う女性は子供も老婆もレイプされ突然家に押し入ってきて、子供、夫の前で強姦、輪姦をするそれは家の中に限らず昼中道路でも皆が観てる中行われた少しでも抵抗する男は即銃で殺されたその手記や証言がすざましい・・・http://kry.co.jp/tv/okusoko/
作詞家のなかにし礼さんは引揚げ者でその時のことを小説に書いている・・
成瀬巳喜男監督の『浮雲』には南方から引揚げて来た高峰秀子が戦後生きるために米兵の情婦になり、
なんとか生き延びる話しだったが松竹に二人の小津はいらないと解雇された成瀬巳喜男監督その小津監督は軍報道部映画班としてシンガポールに派遣され国旗がたなびくショットを撮っただけで暇で毎日毎日日本では観れない米国の名作映画を観ていたというそして帰国してプチブルジュアの家族を中心に娘が嫁に行くいかないという映画とそれも同じ内容で同じ役者を使い映画を撮り続ける戦争の悲惨さを描いたものは幅員する夫を待つ妻が生活のために売春して幅員してきた夫がそれに気づき妻を階段の上から突き落とすという小津映画で唯一のアクションがある『 風の中の牝雞』という映画があるだけである
私はこの小津という監督の作家性と保守的な生き様が気に食わなく小津映画批判論者なのだが
『奥底の悲しみ戦後70年引揚げ者の記憶』を観てつい思うことを書いてしまいました。
この引揚げ者の記憶を聴き、何がなんでも戦争をしてはいけないとこころに思うのです。
フォト左・小津安二郎 中央・映画浮雲 右・成瀬巳喜男

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