確かに、新型コロナウィルスという人間には未知のウィルスが発生した時点で、本当は緊急の出来事であり、それが撲滅できないのであれば通常事態としていつかは受け入れなければならない。私にとって1月から既に緊急事態だった。
しかしそれが経済に負けて今なのだろうか。新型コロナに罹患した時に全国一律で同じ様な医療を受けられるのだろうか。その体制は整えられているのだろうか。まだ完璧な治療薬は無いのである。アビガンも人によっては副作用の出る可能性がある。医師会の有識者会議ですら反対している。
薬ができるまでとは言わないが、十分な医療体制になっている事を調べ上げた上での解除が望ましかった。それならお前はいつまでも自粛するのだな、と言われそうだが自粛というのは自分で考えて行動などを改めて慎ましくすることを言うのだ。私はこれ以上なく慎んでいる。寧ろ慎めないから出張などしているのだ。
11日は岐阜の高山に、15日は静岡の沼津に参上仕った。あの観光地の高山がガラガラである。お土産売り場の方と話をしていたら、酒蔵がピンチとの事だ。ホテル・旅館が休業中。地元の飲み屋も空いていない。そもそも観光客が来ない。デパートに卸そうにも休業中、若しくは日用の食料品以外は店を閉めている状態ではお酒を造れない。一部空いているお店だけのために作るのは効率が悪過ぎる。店も今の期限切れ間近の物を返品したいが問屋も同じ日付の物しか在庫していない。しかし緊急事態だから仕方が無いのだ。
第2波はいつ来るのか、その時ウィルスは変異していないのか、緊急事態宣言が出た時にこれからが本番、と書いたけれど、今一瞬だけ踊り場にいてここから正念場だと思います。これで2波が無かったら奇跡だと思う。
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