vs　NHK

　以前ミスをしたが故に、受信契約をして下さい、という封筒がNHKから届くようになってしまった。前回は昨年11月に届いたのだが当然無視した。すると締切の当日にチャイムを鳴らす人間がいたのだ。今月に入ると、まず｢3月15日までに契約書を送付願います｣というものが届いた。そして、前日14日に住んでる家の向に車が1台停車していた。時間は20時過ぎの事である。

　そこは美容室で普段は店の間に車など絶対に止めていないのである。私は車に詳しくないがワンボックスカーと言われる類のものであるのはわかった。その時は珍しい程度に思っていたのだが、私が帰宅して家の明かりをつけたりした10分後に家のチャイムを鳴ったのだ。2度とミスをするまいと思っていたので、相手が名乗らない限り無視をしていた。するとやはり名乗る事なく、外に気配はあったのだが去る音が聞こえた。遠くの方で車の音がしたのでその時にその車がNHKだと確信した。

　今月の23日に家のポストにまたも封筒が投函され｢3月31日までに契約書を送付願います｣と記載されていた。という事は30日に絶対来ると予想していた。そして今日、私の帰宅は19時40分過ぎ、どうしてもしなければいけない用事が有るので着替えて外に出たら、まさに同じ場所に同じ車が止まっていたのだ。もちろん、実際にはナンバーを控えたりしていた訳ではないが確信があった。

　運転席にいた男に見覚えがあったからだ。50代半ばの男で眼鏡をかけている。実は11月にポストに投函してくる直前、アパートを見て何かを確かめている男がその男だったから。
　私は駐輪場から自転車を出して、その車を見ないようにしつつ、周囲を確認するそぶりで目の隅で運転席にいる男をとらえたら間違いないと思った。用事を終えて帰る最中にふと｢何時まで待つつもりだろう｣と考えた。チャイムを鳴らすという事は他の家にも音が聞こえるため、はっきり言って近所迷惑だ。また本人も仕事とはいえ深夜まで待つ訳ないだろう。丁度20時50分過ぎ、停車位置からは見えないレンタルコンテナ(十字路の傍にある)の傍まで向かうと、まだ居たのである。気持ち悪い以外の何物でもない。

　長期戦なら22時、20時前に来てキリがいいのは約1時間の21時と算段してレンタルコンテナから、家の方には行かず敢えて通り過ぎる形で1本隣の道に停車した。9時になったので、十字路に戻りまた通り過ぎてレンタルコンテナの陰にでも隠れようと到着した瞬間、車のエンジンが入ったのである。なるべくその方向は見ないようにしたが、そのまま発車したらしく、コンテナの陰から見たらいなかったので、速攻で駐輪場まで戻り自転車を止めて家に帰った。

　多分21時が基本なのだろう。そもそも、家に帰ってくるのを張り込む時点でストーカーである。多分明日も家の前で待ち構えているに違いない。早く引っ越すしかないと思う。気持ち悪くて仕方が無い。携帯見せろなどと以前言われたが、スマホは個人情報なので見せる気が無い。

　TVが無いとかワンセグ無いという事を、一々こちらが証明しなければならないのが腹立たしくて仕方が無い。鬱陶しさでは宗教の勧誘よりむかつくかもしれない。