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2021年06月16日09:43

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映画「シドニアの騎士 あいつむぐほし」見ましたー原作者が監修しTVアニメ「シドニアの騎士」をちゃんとこれで完結させたー

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6月4日公開の映画「シドニアの騎士 あいつむぐほし」を初日に観に行ってきました。
GWから6月まで緊急事態宣言が発出されいろんな映画が次々と公開延期になりましたがこの映画は予定通り6月4日に公開されました。
「シドニアの騎士」は2009年から月刊アフタヌーンに連載されたSFコミックで2014年からポリゴンピクチャーズ制作のTVアニメが1クール放送され1年後に第2期が放送されていてずっと見ていました。話としてはおもしろかったのですが個人的にはセルアニメではないCGのキャラクターがいまいち好きにはなれませんでした。
で、2015年に原作が終了したらしいのですがその後TVアニメが放送されることはありませんでした。原作を読んでる友人によると分量的にはあと1クールくらいでちょうど完結するんじゃないかと言ってました。
それが5年たってやっとしかも映画1本で完結させるというのです。ちょっと驚きました。まあいろいろと情報が入ってきて原作者がかなり入って原作に沿った形でつくるということなのでまあひどいものにはならないだろうと。
ただ、アニメ第2期以降まったく見てないので話とかキャラクターとか覚えてるかなとちょっと心配でしたが舞台は第2期から10年後ということで映画だけでもいちおう見れるような作りにはなっていました。

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いろいろと細かいSF設定はあるのですが未知の生命体ガウナに地球を破壊された人類が宇宙に移植するために巨大な宇宙船「シドニア」で旅を続けていたところ再びガウナと戦闘が始まるというお話。
主人公はガウナに対抗する人型戦闘兵器・衛人(モリト)のエースパイロット=谷風長道でまあありていに言えばロボットアニメです(笑)。
TVアニメでは地球に似たレム星系惑星セブンをめぐるガウナとの戦闘が描かれその中で死んだ長道が想いを寄せていた星白閑を再現したガウナと人間から生み出された融合個体「白羽衣つむぎ」と谷風の物語になっています。
10年を経て衛人隊のリーダーっぽくなった谷風とつむぎは種族を越えた公認のカップルみたいになっていて冒頭からコピーにもある”身長差15mの恋”ラブコメ要素満載です(笑)。一方でドラマとしては10年間準備したレム星系に居座る大シュガフ船を討伐する作戦計画を実行するのです。
その中でいろんな要素が織り込まれます。まずTVシリーズ2期で怪しい動きを見せた岐神たちと彼らを利用し復活した科学者落合。落合は自らガウナと人間の究極の融合個体かなたとなりシドニアの計画を妨害します。
で、ほんといろんな謎が明かされます。小林艦長、落合、ヒ山(あの熊のおばちゃん!)そして伝説のパイロット=斉藤ヒロキは都市伝説である「不死の船員会」でずっと生きてきた人たちだったこと。そして斉藤ヒロキこそTVシリーズ冒頭に出てきた長道のじいちゃんで長道は彼のクローンであることが小林艦長から長道に語られます。なんかいろんな設定をあっさりと言っちゃった感じでした(笑)。このあたりの小林艦長の苦悩的な部分も描かれています。
そして長道の乗る新型機を用いた最終決戦ではこれまでほんと嫌な奴だった岐神がすごくかっこよく協力します。戦いの中傷ついたつむぎを培養漕のある艦に運び融合個体かなた=落合とのラストバトルを繰り広げる長道。熱暴走する機体で使命を果たそうとする長道を瀕死のつむぎが出撃してきて助け消えていきます。落合を倒しついにシドニアから作戦通り重力放射線が射出されガウナは一掃されました。
で、ここからが大団円。衛人に残っていた破片からつむぎは再生されなんと落合の使っていた人格移植技術とガウナの再生能力を使って星白閑そっくりの人間として再生するというまあすばらしいハッピーエンド。まあ今回の映画の冒頭から長道は星白閑の面影を重ねるのではなくひとりの女性としてつむぎに恋してることがわかるのでこのラストに至っても2人の関係はゆるがないんだなあと思いました。
最後に惑星セブンに移植して5年後が描かれ長道とほのかの間には女の子が生まれています。そしてシドニアは新たに男に転換した緑川艦長のもとイザナや岐神、衛人隊のメンバーたちが新天地を求めて旅に出発するところで描かれます。おそらく落合との戦闘を追え小林艦長やヒ山たち先代は長道も含め艦を降り新しい陣営での旅立ちとなったわけです。

ということでさすがに原作者ががっつり噛んでるだけあってTVシリーズでの伏線をすべて回収し謎を明かした上で作戦計画を実行し過去の怨念であった落合とガウナに決着をつけるというなかなか良く出来た完結編になっていて楽しめました。その中で見ていてこっぱずかしいところも多い(笑)長道とつむぎの純粋ラブストーリーが展開されるというシドニアって結局こういう作品だったということがよくわかりました。

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3週連続の週替わりの入場者特典は1週目は東亜重工重力祭運営局のマークが入ったオリジナルの不織布マスク、2週目、3週目は1/450スケールフィギュアをランダムで配布となっていてフィギュアの方が良かったのですが2週目は他の2本の映画の公開とかぶるので初日に行きました。

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「東亜重工重力祭運営局マスク」
不織布の黒いマスクです。はっきり言ってこの手の特典のマスクって困るんですよね。1回使って終わりだろうしどうしたもんやら。

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パンフレットです。A4版フルカラー32Pです。用語解説、キャラクター、メカ解説が載っていますがストーリー紹介はほとんどありませんし写真も少ないです。谷風役の逢坂良太とつむぎ役の洲崎綾の対談、原作者、監督のインタビューが載っています。
これを読んでると原作者が深くかかわって原作を映画に落とし込んでることがよくわかりました。

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劇場グッズはわずかですがありました。

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とりあえず「クリアファイルセット」だけ買いました。



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