6月になんとバンダイスピリッツから1/1のリアルなカップヌードルのプラモデルがカップヌードルの誕生日である9月18日に発売されるという情報が出ました。
私が株を持っていて純粋にもっとも応援してる2つのメーカー「日清食品ホールディングス」と「バンダイナムコホールディングス」がコラボするわけなのでそりゃもうテンションが上がっちゃいました(笑)。すぐに日清食品の通販サイトで予約しましたよ。
その後、プレミアムバンダイでも予約が始まったのですがこれって限定販売ではなく通常に販売するプラモデルだったんですね。なんかすごく意外でした。
ということで9月18日を楽しみに待っていました。そしたら18日になってもまったく発送される気配がない・・・しかも18日には普通に店で発売されている。やっぱりここはカップヌードルの誕生日に作りたいじゃないですか。あれだけ誕生日を重視していたのにその日に届かないなんて・・・仕方ないので送られてくるのは保存用にすることにしてジョーシンでもう1個買ってきました。
「BEST HIT CHRONICLE 1/1 カップヌードル」
通常のガンプラサイズの深い箱になっています。昔のMGのような箱です。
中には袋に入ったパーツがほぼぎっしりと入っています。
中身はこんな感じ。
「取扱説明書」は片面カラー印刷の4つ折りになっていて組み立て説明の部分部分に「中間保持の構造」や「逆転の発想〜麺塊の固定」など「カップヌードル豆知識」が載っています。
ランナー以外にもフタシール、フタ止めシール、マーキングシール、ネギシート といった紙製のパーツが入っています。
カップヌードルのフタ止めシールが貼っていない状態で手に入るのはここだけですから(笑)。フタや他の部品はあくまでプラモ用ですがこれだけは日清食品が作っていますので。
麺はランナー1枚のパーツを組み立てます。四方からパーツを重ねていくこの構造はなんかフィギュアライズのキラ・ヤマトとかを思い出しました(笑)。
フライ工程により上が密で下が粗になっている麺塊の形状を何とか表現していると思います。まあ、インジェクションで麺線が集まっているのを表現するのは難しいでしょうからねえ。
カップは金色、赤、白などいろんな色のパーツを組み合わせて作っていきます。
金色のいわゆるキャラピラのラインや赤いライン
そして文字までも成形色による色分けで表現しているのでパーツ数も多く細かい積み重ねになっています。この細かさでここまでピッタリと嵌合するのはかなり金型の精度がよくないとできないことだと思いますのでバンダイの成型技術力がうかがわれます。
もちろん「CUP NOODLES」のロゴの細部とか「NISSIN」マークとか「JAS」マークなどパーツによる色分けができない細部にはマーキングシールを貼ることで補助しています。イングリーディエントや注意書きなどの文章文字部分もちゃんとモールドされていますが上からシールを貼るようになっています。モデラーなら塗装で表現しようとか思うんでしょうかね(笑)。
完成したカップです。
カップの前面がはずれて麺が中空保持されている状態を見れるようになっています。この中空保持を見せるというのは実際の製品ではなかなか難しく、透明の容器とかを使ってることが多いですからこれは良いですね。
カップに麺塊を入れその上に具材パーツを載せます。
そして、最後にフタシールをとりつけます。
実際のカップヌードルはフタ裏のシール層と今は紙カップのシール層を熱で溶着させるのですがこのキットでは周辺部分だけが粘着シールになっています。
ということで実物のカップヌードルと比較してみました。
色調とか質感とかほんとうに再現度が高いことに驚かされます。もちろんよく見ればパーティングラインはわかるんですけどね(笑)。
まあ、さすがにフタを開けてみたら具材や麺は明らかに質感の違いがわかってしまうんですけどね。多分食品サンプルみたいに個別に陰影とか汚しを入れたりするともっとわからなくなるとは思いますが。
麺塊の比較です。 麺の陰影とか奥の暗い部分はなかなかそのままでは再現しにくいですね。
具材の比較です。
エビに関してはオレンジの成形色に半透明のシールを貼ることによって見事に乾燥エビの質感を再現できていると思います。
それに対して謎肉やたまごは成形色のパーツなのでいまいち質感が再現されていませんね。
一番違うのはネギです。ネギは成型パーツではなくいわゆるバランのシートを自分で切るようになっています。この時に切ったシートを丸める様にするとよりネギらしくなるのですがこのことは説明書には書かれていないんですよね。
ちなみにカップヌードルはチキンラーメンのように麺に濃い着味がされていますが、それ以外に少量の顆粒状のスープが入れられています。茶色い粉のようなものがそうです。カップヌードルの独特のスパイス感はこれによります。今回のキットではこのスープについてはまったく触れられていません。
今後エヴァンゲリオンとかガンダムのように今後第2弾、第3弾として「カップヌードルカレー」、第3弾として「カップヌードルシーフードヌードル」もプラモ化して欲しいものです。
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