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2020年06月18日11:42

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「HG 1/144 RX-78-2 GUNDAM[BEYOND GLOBAL]」−ガンプラ40周年にあたって今現在の可動機構を突き詰めたキットになっていた−

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バンダイから6月6日にガンプラ40周年にこれまで培ってきた技術を集約し【美しいポージング】【可動性能とプロポーション】を極限まで追求したアニバーサリーモデル「HG 1/144 RX-78-2 GUNDAM[BEYOND GLOBAL]が発売されました。

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昨年末にガンダム40周年記念のガンプラ「GUNDAM HG 1/144 INDUSTRIAL DESIGN VER. G40」が発売されました。
G40は工業デザイナー・ガンプラの製作スタッフ・サンライズの映像作家という3者で作り上げた工業デザイナーの見地を取り入れた新解釈による可動・デザインのガンダムを作るという一大プロジェクトで作るにあたっては「昔見たあのファーストガンダムの映像を再現すること」を大事にしたそうです。
たしかに可動に関してはこれまでになかったユニークな機構を取り入れたものになっていたとは思いますがコスト面、汎用性なども考えると決して新しいスタンダードというようなものではありませんでした。それに対するこれまでのガンプラの延長線上の集大成的なキットとして今回のものは作られたんじゃないでしょうか。

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G40はHGでありながら高級感のあるパッケージにブックレットなども同梱された3000円の商品になっていましたが今回は通常のHGシリーズのようなパッケージに入って2000円になっています。

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組立説明書も通常のHGUCと同じ仕様です。
組み立てていてもこれまでのガンプラのセオリー通りなので安心感があります。G40の時には若干不安でしたから(笑)。感心したのは最近のガンプラのパーツ分割による色分けの再現です。シールは目の部分だけで顔の部分も細かいパーツ分けにで再現されてますしこれまで1/144ではシールになっていた腰前のマークもパーツ分割で再現されています。

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完成した 「RX-78-2 GUNDAM[BEYOND GLOBAL]」です。
プロポーションが全体的に少し細く感じてしまいます。そして白の成形色がクリーム色っぽいイメージになっています。
最新のHGUCのキットと比較してみるとほぼ同じプロポーションですが顔、肩、胴体がより細く感じます。このHGUC自体プロポーションが細くて好きじゃないという意見を聞くのにさらに細くなっていてガンダムとしては標準ではないような気がします。

それでは追求したという可動について見ていきましょう。

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腕の可動に関しては肘は2重関節で深く曲がり、肩の付け根は上方向に90度近く上がり、

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ボディ上部のパーツが可動し肩を内側に閉じることができます。この機構はジ・オリジンのキットで採用されたものです。

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今回の一番の新しい点は腕の前部が分割されていて引き出して内外に少し曲げることができます。これと手首の可動によって腕全体のラインの流れをスムーズにするわけです。

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脚の可動に関しては膝は2重関節で深く曲がり、足首も広く可動します。このあたりはこれまでのHGと同じです。

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脚の付け根の軸が左右別々に下に移動させることによって脚の付け根の可動範囲を広げています。これについては左右連動のものがジ・オリジンで採用されていますし先日発売された「HGCEインフィニットジャスティスガンダム」で先に搭載されていました。

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今回の新しい点は太腿の上の足の付け根パーツが内外に可動する様になっている点です。これによってかなり内股のようなポーズをつけることができます。

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このように「機動戦士ガンダム」オープニングラストシーンの映像のようなポーズはこれまであまりうまく再現できなかったのですがこれができるようになったのです。

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胴体部分の可動は前後・左右に可動しますがデザイン上それほど大きくは動きません。

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HGUCとの比較です。やはりプロポーションはやや細くて尖った印象を受けます。

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可動の範囲はこんなに違います。比べてみるとたしかにその可動を踏襲しながら肩、脚の付け根に高価格のキットに搭載した最新の機構を取り込みその上で腕の先、股関節の付け根に新しい可動を盛り込んだまさにこれまでのガンプラの可動の発展形という感じになっていました。

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ということで可動に関して最新の1/144HGのキット「ジ・オリジン版」および「G40」と比較してみました。

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結論としてどのキットもコスト的に余裕があるのでそれぞれのアイディアで可動の可能性を追求していて良く可動するキットになっていてそれぞれ良い点、悪い点があって甲乙つけがたい感じがありますね。
今回のキットのマイナス点でいうと足の裏がフラットで他の2つキットのように分割して可動しないことですね。

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武装としてはビームサーベル、ビームライフル、シールドだけでバズーカは付属していません。シールドは腕先を伸ばした溝にはめることもできますしグリップを持たせることもできます。

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ということで今回のキットの可動を活かしていろんなポーズをつけてみました。ただ、個人的な感想を言うとプロポーションが少し細いということといろいろと情報量がやや少ない感じがしてあまり好みではありませんが・・・
たしかに可動に関してはこれまでのガンプラの技術を搭載しさらに新しい機構も取り入れた良いキットではあると思います。















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