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2020年05月22日06:27

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映画「若おかみは小学生!」NHKで放送!−「Blu-rayコレクターズエディション若おかみは小学生!」「劇場版 若おかみは小学生!アートブック」「Febli VOL.52」−

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5月16日(土)の昼に映画「若おかみは小学生!」が放送されました。
「若おかみは小学生!」は講談社青い鳥文庫で2003年から発売されて2013年に完結した人気シリーズで一昨年の4月からTVアニメが放送され9月に劇場版が公開されました。
私も公開日に見に行き日記でも感想を書きましたが非常に良く出来た感動的な映画になっていました。そしていろんなところで評価され日本アカデミー賞のアニメ部門の候補にもなりました。それが今回初めてTV放映されたというわけです。
この映画は原作の持つ楽しい雰囲気を活かしながら原作の結末を踏まえた上で事の始まりである主人公お会った事故についてのオリジナルのエピソードをメインとすることによって映画ならではの感動的なストーリーに組み上げています。
劇場版オリジナルのキャラクターである事故を起こした人に一家が偶然春の屋に来たことで誰も悪くないという事実を受け止めそれを乗り越え若おかみとして成長するおっこの姿が描かれます。
もともとTVアニメを見てこの作品を気に入ってたこともあってどんな映画になるのかは気になっていました。原作は有り余るほどあるのでTVの続き、あるいはオリジナルのエピソードになるのかはたまたTVの総集編になるのか・・・
結果としては原作そしてほぼ原作通りのTVとは違って原作のエピソードをいくつか繋げそこにオリジナルのエピソードを入れるという形の一本の映画になっていました。キャラクターデザインもTVとは違っています。
ちょうどTVアニメの「銀河鉄道999」と劇場版「銀河鉄道999」みたいな関係になっています。
もちろん感動的な映画もそれはそれでいいのですが、おもしろい原作を地道にアニメ化してるTVシリーズも大好きなのでぜひ第2期をやってもらいたいものです。原作はまだまだあるのだから。

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ということで気に入ったのでもちろん昨年3月に発売された「Blu-rayコレクターズエディション若おかみは小学生!」は買いました。
それを紹介し損なっていたので今日はTV放映記念にそれを含めていろいろと”若おかみ”関連の紹介しようと思っています。

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ディスクは2枚組になっています。
「本編ディスク」には本編と音声映像特典として小林星蘭×高坂監督×三間音響監督によるオーディオコメンタリーと公開直前特番、予告編集、TVスポット集、PV集が収録されています。本編91分、特典31分です。
「特典ディスク映像特典」には以下のものが収録され226分ものボリュームになっています。正直見るのはしんどかった。
・メモリアル・オブ・若おかみは小学生!〜スタッフコメント集〜
・絵コンテ未公開シーン集
・御神楽シーンメイキング(高坂監督スタッフコメンタリー付)
・インタビュー集(小林星蘭/高坂監督/藤原さくら)
・イベント集

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このケースには初回生産限定のカバーになっていますが通常版のカバーも付属しています。

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そしてブックレット「若おかみは小学生! 春の屋読本」が付属しています。
BDサイズでフルカラー54Pのブックレットとなっています。
内容的には原作者令丈ヒロ子氏と高坂希太郎監督の対談が8Pに渡って載っています。原作が劇場アニメ化に至った経緯や原作者ならではのどこを取り上げたとかそういったやりとりがおもしろいです。特に冒頭の事故の描写に関してはそれによって全体が変わってしまうのでかなり論議したそうです。あと原作やTVアニメでも登場するいろんなキャラクターをどうしたかというあたりもおもしろかったです。
また脚本の吉田玲子氏のインタビュー高坂監督のプロットをもとに原作のファンタジーの部分と映画ならではのハードな地についた部分のバランスをとりながら映画に落とし込んでいく苦労を語っておられました。私はいろんなアニメを傑作にしている吉田玲子氏の技量にはいつも感心しています。
作画監督、美術設定、美術監督、色彩設計、音響監督などスタッフのインタビューもふんだんに載っていてこの映画のメイキング部分が良く載ってる読本になっています。
TVシリーズが小林星蘭ちゃんに決まっていたけど高坂監督は演技面から大人の女性をキャスティングしようとしたけれど星蘭ちゃんの演技を見ていけると思ったとか。実際、かなり難しい監督の演技の要求をこなしていたそうです。

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上は昨年2月に一迅社から発売された「劇場版 若おかみは小学生!アートブック」です。 B5版・横綴じ・190P以上のムック本で映画のメイキング素材が300点収録されています。

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高坂監督によって描かれたイメージボードがストーリーの順に掲載されています。 イメージボードは劇場版のプロット作成と並行して原作を元に高坂監督によって描かれたものなので映画に登場しないシーンも描かれています。
このイメージボードは映画のエンディングにも使用されており公開当時見て感動した私はこのイラストがポストカードになったものの1500円くらいもするセットを2つとも購入しました。その時にはまさかこの映画がそんなに評価されこんな本が出るとは想像もできませんでしたから。

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キャラクターのイメージイラスト、美術設定、背景美術などが豊富に掲載されています。

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特に美術関係の資料はかなり充実していると思いますしそれがこの映画の魅力でもあると思います。
最後に高坂監督、美術設定の矢内氏、渡邊美術監督のインタビューが載っています。主な文章はこれだけです。

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そして公開年の年末に発売された一迅社の雑誌「Febli VOL.52」です。
「若おかみは小学生!」が40Pにわたってメインの特集として組まれています。
原作者、高坂監督、プロデューサーのインタビューが載っています。BDのブックレットがなければ貴重な資料になっていたと思います。
絵コンテやイメージボードも載っており、トリビュートイラストなんかも載っていてバラエティにとんでいます。
なによりもTVシリーズについても触れられているのが嬉しいです。

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ちなみに上のBDには大判原画ポストカードが付いていたのですがこの「Febli」の表紙イラストでした(笑)。

ということで劇場版もTVシリーズも「若おかみは小学生!」は良いアニメだったと思います。願わくばTVシリーズの第2期、第3期をやってもらいたいものです。



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