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2020年03月30日17:27

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BD「ウルトラマン ウルトラギャラクシーファイト NEW GENERATION HEROES」見ました

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2月27日発売の「ULTRAMAN ULTRA GARAXY FIGHT NEW GENERATION HEROES」が届きました。 昨年9月末からYoutubeの円谷プロ公式チャンネルで毎週日曜日に配信されていた全13話に未公開シーンを追加して1本にしたディレクターズカット版になっています。もちろんYoutubeでは見ているのですがやはり5分で毎回主題歌やら前回の続きやらあるのを続けて見るのはしんどいので買いました。内容的にもおもしろかったですし。
これまでTVで放送された「ウルトラゼロファイト」「ウルトラファイトビクトリー」「ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!」など5分間のファイトシリーズを監督した坂本浩一監督が平成のウルトラマンニュージェネレーションズを締めくくるこの「ウルトラギャラクシーファイト」を撮りました。
監督の意向としてはこれまであまり取り上げられなかったウルトラマンギンガをメインにすること、10年たって先輩となったウルトラマンゼロへのリスペクトなどを盛り込んだ全世界に配信する作品にしたかったそうです。
実際見てみるとその通りの坂本監督らしいサービス精神にあふれたウルトラマンのアクション作品になっていたと思います。

私のような古くからのウルトラマン・怪獣好きにとって坂本浩一監督の第一印象はすごく悪いものでした。

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「超ウルトラ8兄弟」以来ひさびさのウルトラマン映画となった「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」を見て本当にがっかりしました。ウルトラの国や宇宙を舞台にしたワイヤーワークを駆使したアクション映画のような空中バトルはすごく違和感がありました。それ以上に怪獣がただのやられやくで登場し巨大感もまったくありませんでした。
一方で坂本監督は劇場版仮面ライダーWなんかではすごく良い作品を作っていたのです。だからこの監督はアクション映画が好きなのであってウルトラマンや怪獣には思い入れがなくそんな人がウルトラマンを撮るからこうなったんだなと思いました。後にインタビューなんかで内山まもるの「ザ・ウルトラマン」がやりたかったと言っていたので妙に納得しました。
その後「仮面ライダーフォーゼ」「獣電戦隊キョウリュウジャー」なんかですごくうまいアクションを撮って大活躍の坂本監督ですが潤Tラマンでも「ウルトラマンギンガS」「ウルトラマンX」などTVのウルトラマンをウルトラマンの現場で撮り、田口監督はじめ怪獣特撮が好きな監督と仕事を共にするうちにだんだん坂本監督自身もウルトラマンがわかってきたんじゃないかと思いました。メイン監督を務めた「ウルトラマンジード」では得意のウルトラマンのアクションを活かしつつ怪獣とのバトルをうまく描いていたと感心しました。

今回の「ウルトラギャラクシーファイト」はグリーンバックでの撮影にCG合成という手法で撮っていて「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」を彷彿とさせる映像になっています。ただ、前回のような違和感はあまりありませんというのは今回は怪獣は登場しませんし宇宙を舞台にしたウルトラマンと人型の敵だけのバトルを描いた作品になっていますから。

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かつてウルトラ6兄弟に倒された闇の魔人ウルトラダークキラーが復活し綾香市を守るウルトラウーマングリージョを襲うのですがそこにウルトラマンゼロが助けに現れふたりはウルトラダークキラーのダークキラゾーンにとらわれてしまします。
光の国に召喚されたウルトラマンブルとウルトラマンロッソにウルトラ6兄弟がグリージョがさらわれたこと敵がウルトラダークキラーであることを伝えます。助けに飛び出していく2人はエタルガーに襲われます。そこに救援に来るのがタロウの要請を受けたウルトラレスキューフォーズのウルトラマンリブットなのです。

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ウルトラマンリブットはマレーシアのウルトラマンでウルトラマン50周年の時のウルトラマンたちの着ぐるみの中にさりげなく混じっていてちょっと話題になりました。そのウルトラマンリブットを今回登場させて欲しいという要望で坂本監督が独自の格闘技のアクションを取り入れて演出しています。

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ウルトラマンオーブはウルトラマンXダークネス、ウルトラマンジードダークネスに襲撃されウルトラマンビクトリーに助けられます。
ダークルギエルに襲撃されたウルトラマンジードとウルトラマンXの元へはウルトラマンギンガが助けにいきます。

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こうしてウルトラニュージェネレーションヒーローが光の国に揃ったのです。そこへウルトラダークキラーから2人を助けたかったら惑星テンネブリスへ来いと挑戦状が。こうしてウルトラニュージェネレーションヒーローたちとウルトラダークキラー率いるダークネス軍団の大決戦となるのです。
今回の声はすべて変身前のキャストがあてています。だからウルトラマンギンガの声は杉田ではなく根岸くんです。逆に杉田はダークルギエルの声をあてています。敵側もさらにゼロダークネスとオーブダークネスを生み出します。オーブダークネスはこれまでのダークネスのカラーパターンじゃなくオーブダークをちょっと変えたものになっています。
ウルトラダークキラーのうしろで糸を引いていたのは実はウルトラマントレギアでトレギアはウルトラウーマングリージョによってウルトラマングルーブが誕生することをおそれてグリージョを捕らえたということが明かされます。作る段階ではトレギアがどうなるかわからなかったのでとりあえず劇場版ルーブの設定だけを取り入れたということらしいです。そして別に動いているウルトラマンリブットと戦いトレギアは去っていきます。
ほんとここからの怒涛のラストバトルは坂本監督の本領発揮です。

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それぞれのウルトラマンたちはやたらタイプチェンジして戦います。特にこれまで助けられたりしたウルトラマンゼロへの思いからウルトラマンオーブがエメリウムスラッガーに、ウルトラマンエックスがセロアーマーを、ウルトラマンジードがマグニフィシェントに、ウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーがウルトラマンギンガビクトリーにタイプチェンジするあたりはちょっと感心しました。
それぞれダークネス、エタルガー、ダークルギエルを撃破します。
グリージョとゼロのところにはウルトラマンルーブが駆けつけます。そしてゼロダークネスに対してはジードがギンガ、ビクトリー、X、オーブの力でニュージェネレーションカプセルを作ってパワーアップしたゼロビヨンドが戦います。このあたりもちゃんとTVの設定をうまくアレンジしていてフォローも忘れません。

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そしてウルトラダークキラーとの最終決戦、ウルトラマンギンガはギンガSに、ウルトラマンビクトリーはビクトリーナイトに、ウルトラマンエックスはスペシウムゼペリオンアーマーに、ウルトラマンオーブはオーブトリニティに、ウルトラマンジードはアルティメットファイナル、湊兄弟はウルトラマングルーブにパワーアップします。
このあたりもほんと考えますねえ。まさか映画オリジナルフォームまで拾うとは思ってもみませんでした。ここはギンガビクトリーが最強なのに前の戦いで使ったのでギンガSとビクトリーナイトにするというのはもうサービス過剰だと思います(笑)。
最後はストリウムブレスに全員の力を集めてニュージェネレーションダイナマイトでウルトラダークキラーを倒します。

まあ、とにかく坂本監督のサービス精神が爆発したバトルになっていたと思いました。

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本編は58分なのですがちゃんと配信版も収録されています。
さらに映像特典として、坂本監督メイキングインタビュー、ディレクターズカット版上映会トークショー、特報、PVなどが1時間以上も収録されています。
メイキングインタビューは各話ごとになっていていろいろとおもしろかったです。ウルトラマンリブットのアクションについてはかなりこだわりを持って演出されていたみたいですね。そして監督の仕事に対する取り組み方とかなぜあんなに(必要以上に)サービス精神を発揮されるのかもわかった気がしました。
なによりもブルーバックでのアクションシーンの撮影風景がよくわかりました。CGを駆使するといってもそれは背景で戦隊ロボや劇場版のウルトラマングルーブの様にヒーロー自体がCGではなくあくまで撮影したヒーローに背景を合成しているんですよね。だからアクション自体はかなりがんばってやっていることがよくわかりました。

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ブックレットには各エピソードの配信版との違う部分が書かれています。

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そしてウルトラマンリブットも紹介されています。

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