mixiユーザー(id:60123525)

2019年10月22日20:00

2338 view

映画「楽園」見ました−私の思っていたのと違うまったく釈然としない金返せ!映画なので謎解きを期待する人は見に行かない方がいいです−

フォト

映画「楽園」を公開3日目に見に行ってきました。

フォト

上がそのチラシです。

フォト

そしてこれが二つ折りのチラシです。

フォト

裏面はこんな感じでこのチラシと予告編を見て私はY字路で起こった少女失踪事件から13年後その真相に迫るというような推理劇を期待してこの映画を見に行きました。ところがそれは大間違いでした。
ということで私的にはひさしぶりに金返せ!映画だったのでネタバレも含んで感想を書きます。
結論として真犯人は誰だったのか謎は明かされません。映像的には疑われて死んだ綾野剛演じる青年だろう描写はありますが真相は明かされません。がっかりです!これに関してはこのチラシや予告編に罪があります。「驚愕の真実とは」とあるようにとにかく真相があきらかになるような宣伝ばかりですから「そんな作品じゃないよ」という言い訳はできないと思います。
失踪した少女と最後に別れた少女が成長した杉咲花演じる紡がそのトラウマから立ち直るというところだけはわからんでもないですが・・・
同時に描かれる限界集落で孤立してやがて大事件を起こす佐藤浩市演じる田中善次郎のドラマ部分はまったく事件とは関係なくそんな田舎の事情や情念なんか知らんがな!って感じでまったく要らんかったと思います。

フォト

で、どんなつまらない映画でもパンフレットを買うと決めているので買って読んだらわかりました。原作小説「犯罪小説集」から関係のない2編「青田Y字路」と「万屋善次郎」を1本にしたというのです。そりゃそっちの話要らんわけだ。失踪当日に底を車で通ったために疑われてはいたけど全然関係ないんだ。そしてそれらを繋ぐために13年後の少女=紡のエピソードを映画のために作ったらしいのでなんかほんと全体としてバラバラでまとまりのないイメージになっていたのです。おそらく「青田Y字路」の原作も同じように謎解きはされていないみたいです。
「青田Y字路」というネーミング、Y字路にまつわる映像など期待させるものが多かっただけに残念です。
あくまで私個人の意見ですが、綾野剛、佐藤浩市という名優の演技がもったいないくらいの宣伝や構成の間違っていた金返せ映画でした。
















3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する