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2019年09月20日07:59

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映画「記憶にございません!」見ました

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9月18日に9月13日公開の三谷幸喜監督作品「記憶にございません!」を見てきました。
私にとっての三谷幸喜は「古畑任三郎」です。今回もこの映画の上映に合わせて再放送されていました。ただ、これは三谷幸喜の持つ本来のコメディ色のおもしろさではなく氏が大好きな「刑事コロンボ」へのオマージュですけどね(笑)。三谷幸喜監督の映画はTVで何回か見たことがありますがどれもそれなりにおもしろかったです。

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今回は中井貴一演じる史上最悪の支持率の総理大臣が民衆の投げた石に当たって記憶喪失になり、それによって巻き起こされるドタバタコメディになっています。政治劇を風刺的に描くような作品かなと思って見ていると記憶を失った総理大臣が最初は戸惑いながらも政治を真摯にいちから勉強し政治を良くしようと立ち上がるというような割りと熱血な話になっていました。もちろんそんな中でもコメディ要素は失われずおもしろい作品となっています。
三谷監督の談によると昔から「総理大臣になったら何をしよう」子供のころの夢から「普通の一般人が総理大臣になったらどうなるか」という映画を作りたかったそうなのですがなかなか現実的ではない。ある時総理大臣が記憶喪失になってすべてのしがらみから解き放たれたらそれは一般人になることと同じじゃないか。しかも総理という立場はそのままで。というアイディアを思いついてこの映画を作ったそうです。

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なるほどね!そういう目でみるとたしかにそういう映画になっていました。ただ全体的にクライマックスがどこかわかりにくい映画にはなっていたと思います。本来のクライマックスである政界を裏から牛耳っていた草刈正雄演じる官房長官を記者の佐藤浩市の力を借りて失脚させるところもあっさりと済ませましたし、ラストで実は途中から記憶が戻っていたことを小池栄子演じる秘書官に明かすところもそれほど盛り上がる作りにはなっていません。
とにかく主演の中井貴一さんはじめ達者な俳優さんたちにより繰り広げられる政治を題材にしたちゃんとしたテーマのあるおもしろいコメディ映画になっていたと思います。

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映画のパンフレットです。A4判・フルカラー・40Pで800円とアニメ映画にくらべると安いですね(笑)。
今回の映画でオーラの無い官房長官秘書役でジャルジャルの後藤が出てるのですが、三谷監督のキャスティングの理由が「普通な感じが貴重。いても邪魔にならないし、かといって埋もれない。お芝居が上手なのはコントでわかっていました。」というのがおもしろかったです(笑)。

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そしてこんな映画でも劇場グッズがあるんですね。私の行った映画館にはありませんでしたが。そう大きくない映画館では売り場面積は決まってるのでもっと売れそうな映画の商品を置いているんでしょうね。
そしてパンフの最後には折り返しでこんなイラストが載ってました。

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