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2015年12月11日22:40

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続編劇場版後編「Wake Up,Girls! Beyond the Bottom」見ました

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映画「Wake Up,Girls! Beyond the Bottom」を見に行きました。
「Wake Up,Girls!」は昨年の1月から3月まで放送されたアイドルアニメで続編劇場版の前編「Wake Up,Girls! 青春の影」が9月に公開され、その後編の完結編「Wake Up,Girls! Beyond the Bottom」が12月11日から公開されました。上はそのチラシです。
TVシリーズでは仙台を舞台に7人のローカルアイドル”Wake Up,Girls!”=WUGの活動を描いた物語で、ローカルアイドルとして地道に苦労しながら「アイドルの祭典」に東北代表として全国大会に勝ち進む姿を描きました。ラストは残念ながら優勝することはなかったのですが、注目され大手レコードメーカーからオファーがあったところで終わりました。
第2期に続く気満々のラストだったのですが、世間的にはまったくヒットせず、アニメのムックの帯に「2期決定以外のことはだいたい書いてあります」と自虐ネタにするくらいでした(笑)。
それが終了から1年半たった今やっと続編が映画で作られることになったのです。と言っても各1時間弱の前後編に分けての上映ではありますが。前編では東京の大手レコード会社bvexと契約し、人気プロデューサー早坂がアイドルの祭典のためにWUGに作った曲「7 girls war」でメジャーデビューを飾ったWUG。仙台での仕事をこなしつつ東京でレッスンを受けながらの日々、デビュー曲は売れたもののセカンドシングルはまったく売れずだんだん仕事が減っていく。そんな中でメンバーも自分たちを見失っていく。
そんな状況の中7人に早坂が新曲「少女交響曲」を渡し、再び今年の「アイドルの祭典」に参加しろと言いふたたび立ち上がろうとするところで前編は終わりました。

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前編に引き続き西宮ガーデンズの映画館での公開でクリアファイルが付くというので前売券のムビチケを買いました。裏はスピンオフショートアニメ「うぇいくあっぷがーるZOO」のイラストになっています。
今年のアイドルの祭典はI−1clubもゲストとしてではなく同じアイドルとして出場するというまさに日本一のアイドルを決めるイベントで、それに向かって再び仙台を拠点にWUGは全国ライブを行い、徐々に各地で人気を得ていき、東北大会を勝ち抜きます。この時にTVシリーズの時に登場した他のローカルアイドルも登場したりします。
一方、国民的最強アイドルのI−1clubの方もゼネラルマネージャー白木の戦略でグループを2つに分けシングルの売り上げでセンターを決めるという競争の結果、次世代のセンターの呼び声高い鈴木萌歌がセンターになり、岩崎志保は博多へ左遷されそこで研究生と新ユニット「ネクストストーム」を結成します。このあたりの展開が絶妙でかつて真夢からセンターを奪った志保がセンターの座を奪われて同じ立場になり、そこから再び立ち上がろうとします。こんどこそ真夢と対等の勝負ができると。
いかんせん尺が短いのでこのあたりはかなり省略されています。センター交代と志保の心理描写なんかは時間をかけてじっくり描いてほしかったところです。もしTVの2期があったらと思うと残念でなりません。
逆にこれまで天才と言われ好き勝手にやっていた萌歌が、センターの重圧に苦しむところも少しだけ描写はありましたがもっときっちり描いてほしかった。
ついにアイドルの祭典開催。東京シード枠の萌歌をセンターとしたI−1club、博多から勝ち上ってきた志保のネクストストーム、そして東北のWUGの3グループの対決となります。祭典を見ている白木に早坂がこれを最初から仕組んだのか問いかけると、そんなわけはないと返します。このあたりがすごくよかったです。
1年前の事を思い出しながら東京へ来たWUGはWUGらしさを考え、丹下社長の戦友サファイヤ麗子の作った新曲「Beyond the Bottom」を歌います。ラストはネクストストーム、I−1clubが歌いそしてWUGの「Beyond the Bottom」ともにエンディングになります。
結論を出さずに終わるのか・・・とガッカリした反面ちょっとホッとしました。っていうのは現実的に考えたらI−1clubが優勝ですからね。大勢の中から選ばれた優秀な人材が実際のステージをこなしてきたプロ集団であるI−1clubに対していくらいろいろ経験したとはいえ地方アイドルで技術的には劣る(前編での東京でのレッスンの客観的な個人の評価みたら)WUGが勝てるとは思えない。ネクストストームの方も志保はともかく他の3人は研究生であり経験が足りなさすぎますからね。
TVシリーズならプロ集団であるI−1clubに対しWUGのメンバーのいいところとか、ネクストストームの研修生たちの隠れた才能とかを見せる演出があってもいいのですが、なにせ時間が足りない・・・・
にもかかわらずそんなことを考えてるとテロップが終わったあとに優勝カップを持ってる(っていう風に見えた)WUGの絵が!いやいやそれはあかんだろ。
とにかく話としてはいろいろ考えてあっておもしろかったのですが、時間がないのでどうも話に無理があるように見えて仕方がありませんでした。今回、菜々美が夢だった光塚学園の受験を捨ててWUGにかけようとするエピソードがあるのですが、その時間をもっとほかに使って欲しいと思いました。そういうメンバーの個人話こそTVシリーズでやればいいと。

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入場者特典の複製原画です。WUGの事務所グリーンリーブスの封筒に入っています。前編ではじめてもらった時には驚きましたが(笑)。

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今回は藍里でした。藍里が菜々美にやめることをみんなに相談させるというエピソードがあったのですが、なんかすごく藍里がしっかりしてきたように思いました。

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これはパンフレットです。A4・30P・800円というまあアニメ映画としては妥当な線です。どうしてもWUGのメンバー中心のインタビューとか座談会が中心になってしまい、作品的な説明や紹介が少なくなってしまうのが残念です。

今回、劇場グッズは非常に少なかったです。やっぱり作品に人気がないんでしょうね・・・以前からのグッズの残りをいろいろと売ってましたが、今回のために作らたグッズは4点だけでした。

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「クリアファイル」です。普通ならキャラごとにとか出るんですがこれ1枚だけでした。
表はWUG。真夢と今回語られたWUGらしさが書かれています。
そして裏はI−1club。白木が常にレッスンの最後にI−1clubのメンバーに唱和させているアイドルはこうあるべきという訓示です。
「休まない 愚痴らない 考えない いつも感謝」。
この場面はTVではじつにライバルグループI−1clubを表していていい演出だと思っていたのでこのデザインはすごく気に入ってます。まあ、「考えない」っていうのはほんとどうかとは思いましたけどね(笑)。ただすごく残念なのはI−1clubの象徴の志保の絵なのはいいのですが、これって今回のネクストストームの衣裳なんですよね!ここはやはりI−1clubの時の衣裳にしておいてほしかったところです。

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スピンオフコミック「リトルチャレンジャー Wake Up,Girls! -side I−1club-」
この漫画はI−1clubの5期生である高科里佳がセンター岩崎志保のアンダーに抜擢されるところから始まります。里佳の目を通してのI−1clubが描かれるわけでプロ集団としてのI−1clubのメンバーがうまく描けていると思います。13回で終了し、6話までがコミックスになっていて残り7話もあるのですが2巻が発売される気配もありません・・・

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ラストではTVシリーズのアイドルの祭典をうまくI−1club側から描いています。ラストで里佳が「きっとまた私たちは同じステージに立つ日が必ず来ると言っていますが、まさに今回の映画がそれでした。
今回の映画には高科里佳が登場するのです!センターを降りて博多に行く志保と会話するシーンがあって、そして決戦当日I−1clubのメンバーとして里佳も参加しています。萌歌をセンターにしたI−1clubの布陣がどうなっていたのかはわかりませんが里佳はメンバーに入っていたんでしょうね。

今回の映画でも最低限のCDは発売されています。

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公開2日前に発売された主題歌シングル「Wake Up,Girls! Beyond the Bottom」。
Wake Up,Girls! の楽曲はどれもこういうコンセプトで作中のこういう人がこういう曲を書いたという設定の元に作られています。この「Beyond the Bottom」は丹下社長の戦友である元アイドル「セイント40」のメンバーだったシンガーソングライターのサファイヤ麗子が作ったこれまでのWUGとはちょっと違った曲になっています。まあ、わかるのですが、個人的には早坂の作った曲の方が好みです(笑)。カップリング曲は今回使用されていません。

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そして、11月にはI−1clubのシングル「運命の女神」が映画と同じ志保をセンターとするI−1club teamSと萌歌をセンターとするI−1club teamMの2バージョンで発売されました。
残念なことにCD出してるのにこの曲今回の映画ではまったく使われていないのですよ・・・・
カップリングはそれぞれのチームによる「リトル・チャレンジャー 2015」。リトル・チャレンジャーについては今回の映画で研究生が志保に見てもらう場面で使われていました。このあと、1月にネクストストームのCDが発売されるみたいですね。


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