10月14日

ドイツがジュネーブ軍縮会議から脱退、国際連盟からの脱退を表明：1933年のこの日。1932〜34年にもジュネーヴ軍縮会議が開催されている。1932年に開催されたのは、国際連盟が主催した全般的な（陸軍も含む）軍備制限に関する会議であり、国際連盟加盟国の他、非加盟国であるアメリカとソ連、ドイツも招集され、64カ国が参加した大きな国際会議であった。しかし、すでに世界恐慌が起こっており、各国は軍備拡張競争に突入してしまっていたため、会議は難航した。英仏はドイツの再軍備を警戒したが、ドイツは以前から、軍備平等権を主張していたため、溝は埋まらず、途中の1933年1月にドイツの権力を握ったヒトラーは、ついに同年10月、ジュネーブ軍縮会議と国際連盟からの脱退を宣言し、会議も空中分解してしまった。
国際連盟（League of Nations）は、第一次世界大戦後の1919年のドイツとのヴェルサイユ条約、および中央同盟国との諸講和条約により規定され、ヴェルサイユ条約の発効日である1920年1月10日に正式に発足した国際機関である。第二次世界大戦勃発後は事実上活動を停止していたが、1946年4月20日に国際連盟は正式に解散し、その資産は国際連合に継承された。（出典：今日は何の日、Wikipedia、世界史の窓）画像は、国際連盟本部が置かれたパレ・デ・ナシオン。現在は国際連合ジュネーヴ事務局として使用されている。