今年12月にロシアのプーチンが訪日します。しかし欧州で東西冷戦を思わせる状況が生まれつつあることは、日本ではあまり知られていません。日経ビジネス・オンラインで欧米とロシア間の緊張について報告しました。http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opin
オクトーバーフェストの会場では、ビールしか飲めないわけではない。ワインやシャンペン、コーヒーやソフトドリンクを飲ませるテントもある。Fischer Vroniでは魚の串焼きが有名。ビール祭の会場で、これまで有名だったHippodromというテントが見当たらず、 M
昨日のオクトーバーフェストでの警備体制は、ものものしかった。この祭りの歴史で初めて、会場が金属製のフェンスで囲まれた。リュックサックや大きなカバンの持ち込みは禁止。入り口に荷物を預けるためのロッカールームが作られた。警察官の数も例年に比べて
行ってきました、オクトーバーフェスト!今年はテロの不安のために普段よりも10%くらい訪問者が少ないのですが、私のいたテントはかなり混んでました。ただしこのテントは2000人くらいしか入れないので小さいほうです。大きいテントでは1万人が毎晩踊
フォルクスワーゲン排ガス不正は拡大する一方だ。VWはアウディでエンジン開発を担当していたシュテファン・クニルシュ取締役を先日休職処分にし、不正への関与について事情聴取中。取締役について関与の疑いが浮上するのは、初めて。またこれまで不正への関与
去年11月に同時多発テロの現場の1つとなったバタクラン劇場から、北西の方角へ10分歩くと、共和国広場という広場にある。その真ん中には、1883年に建てられたフランスの象徴であるマリアンヌの銅像がある。この銅像の下には、大理石の土台があるが
去年11月13日にISのテロリストたちが89人の市民を射殺したパリのバタクラン劇場は、去年1月にやはりイスラム系テロリストに襲撃された、風刺新聞「シャルリ・エブド」の編集部から目と鼻の先である。また、テロリストが立てこもって買い物客らを射
2016年4月、春浅いパリを訪れた。セーヌ河畔を渡る風はまだ冷たく、時折驟雨(しゅうう)が石畳を濡らす。私が足を向けたのはパリ東部の、ボルテール大通り。地下鉄オーバーカンプフ駅から歩いて5分のところに、壁をピンクや黄色、薄緑色で塗った、サ
私は残念ながらトランプが大統領になってしまうと思っている。その理由は、彼がMake America great againというスローガンを使っていることだ。これは、かつてレーガンが選挙運動中に使ったLet’s make America great againの真似だ。米国人は、この言葉を愛
メルケルは、CDUがベルリン市議会選挙で大敗したことについて、自分の難民政策に原因があるとして、責任を認めた。「できれば、時間を何年も逆戻りさせたい」と述べ、去年の9月に十分な準備ができていなかったにもかかわらずシリア難民の受け入れを決めたこ
独のシュタインマイヤー外務大臣がFAZ紙に掲載した、1946年のチャーチルの演説に関する分析は、読み応えがある。FAZは新聞の1頁を完全に割いて、この論文を掲載。欧州での地政学に関する議論を理解する上で重要な論文。こういう論文を載せる新聞が日本に
ドイツの大手銀行ドイッチェ・バンクに対し、米国の司法当局が140億ドル(1兆4280億円)の罰金を科す可能性が浮上。米国での様々な訴訟により経営が悪化しているこの銀行にとっては、泣き面に蜂の凶報。この罰金の全額が実際に科される可能性は低いが
バイエルン州の姉妹政党で、大連立政権にも参加しているキリスト教社会同盟(CSU)が、全国規模の国民投票を提案し始めた。これは最悪の提案だ。ドイツでは、フランスや英国と異なり、全国規模の国民投票が憲法で禁止されている。英国のBREXITの例を見れば
私が住むバイエルン州では気温が一気に30度から14度に下がり、一日中大雨。しかしドイツ人の友人たちと、1年前から約束していたハイキングは決行。6時に家を出て、8時にオーストリア国境に近い村に到着。雨の中のハイキングで全身ずぶぬれになったが、
最近、メルケル首相の表情が暗い。その理由は、他のEU諸国が彼女の難民政策を支援せず、ドイツが孤立しているためだろう。 メルケルは去年9月にシリア難民らに対して国境を開放し、ドイツでの亡命申請を許可した。この時彼女は、他のEU加盟国も難民を
今年8月、牝鹿半島へ向かった。津波で壊滅した宮城県・女川町では、今も更地が目立つ。復興はまだ終わっていない。約1万人だった人口は、今では6000人に減った。その内まだ4000人が仮設住宅に住んでいる。東京オリンピックで立派な競技場に金を投資
ドイツ連邦検察庁は、去年11月に難民に紛れ込んでドイツに潜入した疑いで、IS関係者3人を逮捕。去年パリで自爆したテロリストと同時にEUに潜入。3人が持っていた偽造パスポートも、パリで自爆したテロリストと同じ工房で作られていた。 テロの危険の
先日パリで逮捕されたISシンパの女性ばかりのテロリスト・グループは、ノートルダム寺院の近くで観光客らを殺害するために、ガスボンベを積んだプジョーを停めた。しかしガスボンベに点火することができなかった。近くのカフェのボーイが車に近づいてくるの
肺炎にかかったヒラリー・クリントンが崩れ落ちそうになりながら、シークレットサービスの車に乗り込む映像を見ると、大統領選挙がいかに体力的に過酷な戦いであるかが、よくわかる。米国は、大統領やCEOなど指導者の健康を非常に重視する社会。終盤戦でのク
メルケル政権はどう対応するのか?2016年夏のドイツは、バカンス気分が吹き飛んでしまったかのような陰鬱な気分に包まれている。その原因の一つは、7月24日にドイツで初めてテロ組織「イスラム国(IS)」の信奉者による自爆テロ事件が発生したことだ。
ミュンヘンは、ひさしぶりの夏日。朝6時に起きて原稿を3本東京へ出稿した。BREXITの原稿を書いていたら、熱がこもって既定の字数の2倍になった。しかしウエブマガジンでは、分量が多くなっても問題ではない。あまりにも天気が良いので、ニュンフェンブルク
昨日は、グダンスクでの取材から戻った妻から誕生日プレゼントをもらい、嬉しかった。昨日は、ドイツ情勢に関する新潮社の電話インタビューも受けた。その後、2時間にわたりドイツ語でプレゼンテーション。こちらはかなり緊張を強いられて、かなり疲れた。と
ミュンヘン・英国庭園のアイスバッハという小川の周りには、全裸で日光浴することが許されている場所がある。オールヌードで日向ぼっこできるのは、ミュンヘン中心部でここだけ。夏の晴天の日は、老若男女で満員だ。今日もそうだった。ときおり美女もいるが、
日本のお店やレストランの接客態度は世界一。レストランの食事は美味しい。トイレもハイテク。国内で外国語を使う必要もない。最近外国で勤務したがらない若者が増えているのは、こうした居心地の良さのためだろう。だが資源小国で、労働コストも比較的高い日
日本では、多くの人が「まさかトランプが大統領になることはないだろう」と思っている。私にとって、これは意外だった。欧州でのポピュリズムの高まりと庶民の造反を見れば、トランプが大統領になる可能性は高いBREXITと米国のトランプ現象の底流は同じだ。私
尾籠な話ですみませんが、日本に滞在して、TOTOのハイテク・トイレは世界一優秀なトイレだということが、よくわかりました。技術大国の証。ただし、こんな優秀なトイレをなぜ外国では全く見かけないのだろう。ドイツでは皆無です。これもガラパゴス化?
9月4日に旧東ドイツのメクレンブルク・フォアポンメルン州で行われた州議会選挙で、難民受け入れに反対する右派ポピュリスト政党“ドイツのための選択肢(AfD)”が20.8%の得票率を記録して第2党に大躍進。メルケルのCDUは、第3党に転落。保守的な有