８月２９日にネオナチがドイツの連邦議会議事堂に突入しようとした事件は、この国の頭上に重苦しくのしかかっている。警備関係者としては大きな失態だ。議事堂への突入を試みた極右勢力が掲げていた黒・白・赤の旗は1871年から1919年までドイツ帝国の国旗だっ

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日本とドイツの大きな違いの１つは、日本が変化を好まないこと。その本質は、保守主義である。１つの例をとれば、デジタル化が世界の主流となりつつある中、日本の多くの企業ではいまだに判子が使われていることにもその性格が現れている。メディアの主流も、

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ベルリン市役所の悪い予感は的中した。８月２９日にベルリンで行われた「コロナ対策反対デモ」には約３万８０００人が参加した。その目的は、マスク着用や1.5ｍの距離など、メルケル政権のコロナ対策に抗議することだった。だが参加者の中には極右勢力のメン

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新型コロナウイルスが猛威を振るった今年３月にイタリアやドイツでは何が起きていたのか？なぜ感染者死亡率に大きな違いが出たのか？ドイツへ来てから23冊目の本を上梓いたしました。https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83

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欧州コロナ通信　第375回　2020年8月28日　メルケル首相は、昨日16の州政府の首相とコロナ対策を協議するビデオ会議を再開。１日あたり感染者数の増加に配慮して、マスク着用を拒否する者への罰金の全国的な導入、列車内でマスクを着けない者に対する追加運賃

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2004年に書いた記事です。犯罪者たちの遺産ミュンヘン大学で考古学を勉強している知人から、「教室でパーティーをやるから来ないか」と誘われた。場所はミュンヘン市の中心部、ケーニヒス・プラッツという広場の近くで、ギリシャ彫刻館や古典絵画館など、美術

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「米中・新冷戦」はエスカレートする一方。南シナ海をめぐる、中国と米国の緊張が高まっている。NHKが「中国が中距離ミサイル４発を発射」という速報を流している。事実とすれば、米国はどう対応するだろうか。一方地中海では天然ガスをめぐってトルコとギリ

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去年11月に書いた記事です。ベルリンの壁崩壊から３０年・心の統一は未完　ベルリンの壁崩壊から３０年目にあたる１１月９日に、欧米の論壇では無血革命を成功させた東独市民を讃えながらも、いまだに東西市民のアイデンティティの統一が達成されていない現状

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欧州コロナ通信　第374回　2020年8月26日　香港だけではなくオランダとベルギーでも、一度新型コロナウイルスに感染して治癒した後、再び感染した事例が報告された。頻繁に変異するウイルスに対して、長期的に有効な予防接種を開発できるのだろうか？やはりウ

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ドイツ政府は今日、パリとコーダジュールも「コロナ・リスク地域」に指定し、帰国時にはPCR検査を義務付けた。ドイツは法律と罰金、規則の国である。バイエルン州政府は昨日、コロナ・リスク地域からの帰国者について、規則に違反した場合の罰金を大幅に引き

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2017年に書いた記事です。ＥＵ，世界で最も厳しい個人情報保護法を施行へ欧州連合（ＥＵ）は、２０１８年５月２３日に、世界で最も厳しい個人情報保護法を施行させる。法律はＥＵ域内で活動する全企業に適用される。違反した企業は、最高２０００万ユーロもし

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ロシアのプーチン政権を批判しているアレクセイ・ナワルニーはシベリアからモスクワに戻る機内で意識不明の重体になり、ベルリンのシャリテ医科大学病院に移送された。ドイツの医師団は、ナワルニ―の体内からコリンエステラーゼ阻害剤が検出されたことを明ら

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今年１月に書いた記事です。メルケル政権、脱原子力政策の見直しを否定　ドイツでは政財界の一部から「ＣＯ２削減目標を達成するには、脱原子力政策を見直すべきだ」という意見が出ているが、政府は２２年末までに全ての原子力発電所を停止する方針を変更しな

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気候保護は、ドイツの製造業界にとって極めて重要なテーマだ。ドイツの化学・製薬業界は2050年までに、温室効果ガスの排出量を正味ゼロにする方針を発表した。現在は石炭、ガス、石油を使っている製造施設のエネルギー源を電力に切り替えなくてはならない。VC

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現在日本で発売中の「通販生活」盛夏号の６頁に欧州コロナ危機に関する私のインタビューが載っています。知らない人も多いと思いますが、「通販生活」は社会問題に正面から切り込む貴重な雑誌です。https://www.cataloghouse.co.jp/tsuhanseikatsu/?sid=top_t

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2017年に書いた記事です。きちんと休むドイツの中小企業　私は２７年前からドイツで働いているが、日独経済の最も大きな違いは、働き方と労働生産性だと思っている。この国の全ての企業は、法律によって労働時間や休暇に関する厳しい規制の下に置かれており、

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欧州コロナ通信　第374回　2020年8月22日　今日ミュンヘンで郵便局やパン屋に行ったが、局員や店員がマスクを着けていないのが気になった。客はきちんとマスクを着けている。３月〜５月には店員も郵便局員もマスクを着けていたが、やはりこんな所にも「コロナ

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欧州コロナ通信　第373回　2020年8月22日　メルケル政権は８月２７日から、１６の州政府の首相との「コロナ対策定期会議」を再開する。連邦政府と州政府は３月、4月には定期的にこの会議を開いていたが、ロックダウン緩和以降は開催していなかった。メルケル

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欧州コロナ通信　第372回　2020年8月22日　ドイツ政府はスペイン全土に続き、ベルギーの首都ブリュッセルもコロナ・リスク地域に指定。ドイツでは昨日新規感染者が久々に2000人を超えた。この国では再びロックダウンを行った場合、商店や飲食店が数万件単位で

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安全保障貿易情報センター（CISTEC)の依頼で、スタートアップ大国イスラエルのハイテクをめぐる米中露の激しい駆け引きについて、１万５０００字のレポートを発表いたしました。私のイスラエルに関する新潮新書「イスラエルがすごい」を読んで下さった方から

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ロシアのプーチン政権を批判しているアレクセイ・ナワルニーがシベリアからモスクワに戻る機内で重体に陥り、飛行機はトムスクに緊急着陸。ナワルニーは毒を盛られた可能性があり、ベルリンのシャリテ医科大学病院に移送される。英国でのノビチョク事件を思い

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不便なパスポート（下）　ドイツ人ビジネスマンのＢさんによると、ドイツ外務省はイランとイスラエルを訪れなくてはならないビジネスマンやジャーナリストのために、例外的に２冊目のパスポートを発行する。「企業の名前で、業務のためにイスラエル、イラン、

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欧州コロナ通信　第371回　2020年8月18日　パンデミックの真っ最中に、３万人ものドイツ人がマヨルカなどバレアレス諸島にバカンスに行っている。しかしドイツ外務省がスペインのほぼ全域を新型コロナウイルスのリスク地帯に指定し、渡航をやめるよう勧告した

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７月６日に書いた原稿です。「DAX市場の寵児」ワイヤーカード破綻の衝撃　今年６月のドイツは、大きな経済スキャンダルに揺れた。６月２５日に、キャッシュレス決済サービス企業ワイヤーカード（本社・アッシュハイム）が、債務超過により裁判所に倒産申請を

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欧州コロナ通信　第369回　2020年8月16日　　バイエルン州保健当局の大失態。リスク国からの帰国者に対して、空港、駅、高速道路でPCR検査が行われているが、事務処理上のミスによって、４６人の陽性反応者の連絡先や身元がわからなくなっている。つまり彼ら

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欧州勤務歴が長く、言語にも通じたベテランの欧州ウォッチャーが、私の近著を読んで下さった。詳細なご感想を読んで下さって、感激。欧州ウォッチャーでなくてはわからない、私の分析の勘所をみごとに読んで下さった。こういうご感想は、筆者冥利に尽きる。心

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欧州コロナ通信　第368回　2020年8月16日バイエルン州政府は、空港、駅、高速道路などでリスク国からの帰国者全員にPCR検査を行っている。だが多くの帰国者の検査結果の通知が大幅に遅れた他、一部の陽性者の身元が特定できず、混乱が起きている。これでは陽

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高速道路は大渋滞。ミュンヘンからこの居酒屋まで車で２時間もかかった。バイエルン州の奥座敷の隠れグルメレストラン。この居酒屋の建物は、16世紀に建てられた。コックの腕は、確かであった。ドイツとは思えないほど柔らかいステーキで、暑さの中で原稿を書

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ドイツ人たちは８年前にコロナ危機を想定していた（４）　今年３月にドイツのロベルト・コッホ研究所（ＲＫＩ）は、「２０１２年に作成した文書は、現在の新型コロナウイルスの流行を予言したものではなく、最悪の事態を想定したシナリオ（つまり１つの可能性

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