メルケル党首辞任表明で、ドイツ政治が大きく動き出した。私のような雑文家にはスリリングな時代である。ポイントはCDUが自己改革してAfDと緑の党に流出する有権者の流れを止められるか否か。メルケルがCDU左傾化の責任を問われる中、CDU党首そして次期首
韓国の徴用工訴訟の判決、複雑な問題だ。ドイツでは強制労働被害者が企業を個別に相手取った訴訟は最近起きていない。その理由はドイツ連邦政府が、2000年に約6400社の民間企業とともに「記憶・責任・未来(Erinnerung, Verantwortung, Zukunft)」と
メルケルが党首辞任を表明したのは、州議会選挙大敗の批判をかわすための避雷針にすぎず、実はあと3年間首相の座に留まりたいというのが本音という説も出ている。CDU党内ではメルケルへの圧力が高まり、彼女は2021年以前に首相の座も明け渡さざるを得な
今日メルケル氏は、12月のCDU党大会で党首選に立候補しないことを明らかにした。メルケルは現在の任期を最後まで務める意向だが、ドイツでも党首と首相が別々の人物という態勢は、機能しない。後任党首の最有力候補は、今日名乗りを上げたフリードリヒ・メ
ドイツにはペルラッハだけではなく、多くの町でドイツ人たちが難民の世話をしている。彼らは会社で仕事をしたり家事をしながら、貴重な自由時間を割いて難民たちの手助けをしている。 ドイツで難民支援などのボランティア活動をしている市民の数は約148
スイスのUBS銀行の社員(シンガポール人)が先日北京空港で出国を拒否された問題で、外国の金融機関の間に衝撃が走っている。この社員は中国の富裕層に外国での投資・資金運用をアドバイスする仕事をしていた。出国拒否の背景は不明。北京空港のチェックイン
スイスのUBS銀行の社員(シンガポール人)が先日北京空港で出国を拒否された問題で、外国の金融機関の間に衝撃が走っている。この社員は中国の富裕層に外国での投資・資金運用をアドバイスする仕事をしていた。出国拒否の背景は不明。北京空港のチェックイン
先日ある総合雑誌から「インダストリー4.0の現状、日独の違いについて書いて下さい」という原稿依頼。「このままではIoTで日本がドイツに負ける」と危機感を持っている若い編集者がいることに、感心した。これとは対照的に先日「撃沈」されたある総合雑誌
ペルラッハに住む会社員シュミットの妻らは、アフガン難民アザールがテヘランにいる娘ターラをドイツに呼び寄せられるように2万ユーロの募金を集めた。彼らがドイツからテヘランの親類にこの金を送金しようとしたところ、米国から思わぬ横槍が入った。トラ
ミュンヘン南部にペルラッハという地区がある。この町では約30人の市民が、ボランティアとして2015年以降ドイツに逃げてきたシリア難民らの援助活動を行っている。リーダーはおらず、各人が自分のネットワークを生かして自発的に行っている。彼らは難
ドイツでは今年1月から「給与の透明性に関する法律」が施行された。 この法律によると、従業員数が200人を超える企業に勤める社員は、自分と似た仕事をしている同僚の給与水準を匿名で開示するように経営側に求めることができる。 社員は基本給だけで
殆どの市民は気にしていないと思うが、国連の地球温暖化防止会議が発表した報告書の内容は深刻だ。気温の上昇幅を1.5度に抑えるには、CO2排出量を2030年までに、2010年比で45%減らさなければならない。常識では達成不可能な目標だ。今のままでは2030年〜2052
私の知人のドイツ人はある銀行で働いているが、腕や足に派手な刺青をしている。「これはドイツで入れた。こっちは日本まで行って、彫師にやってもらった。日本では旅館の共同浴場に入れなかったが、不便はなかった」と語る。しかしお世辞にも、上手な刺青で