mixiユーザー(id:6002189)

2022年05月14日13:30

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ウクライナ

フィンランドが正式にNATO加盟の方針を表明。スウェーデンもまもなく続く。

これらの国々が中立の状態を捨てて、軍事同盟に加わるのは、ひとえにプーチンのウクライナ侵略戦争が彼らに恐怖感を与えたからだ。

両国は2014年のロシアのクリミヤ併合を見て「これは危ない」と考え、NATOとの連携を強めて準備してきた。

つまりプーチンはNATO東方拡大を防ごうとして、逆に東方拡大を加速してしまった。

自殺点である。

フィンランドとスウェーデンは正式に書面でNATO加盟を申請すると、加盟国代表が「加盟文書」に調印する。

その時点で両国は、NATOの会議に出席できる。(ただし議決権はない)

両国が加盟できるのは、他の全ての加盟国の議会が「加盟文書」を議会で批准してから。批准が完了するには、1年はかかる。

それまでの間に、ロシアはフィンランド・スウェーデンを挑発する可能性が高い。

NATOの北大西洋条約第5条の集団自衛権は、加盟国にならないと発動されないからだ。

このためフィンランドはすでに英国との間で二国間防衛協定を結ぶ。万一の際には、英国が防衛に協力する。

フィンランドは、「ロシア軍はウクライナに釘付けになっており疲弊しているので、フィンランドを同時に攻撃する余力はない」と見ている。

フィンランドとスウェーデンが、いまNATO加盟を急ぐのは、そのためだ。

多くの国々が、NATOに「逃げ込む」ことを望むだろう。

NATO加盟はいま欧州で最も重要な「保険。」だ。
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