ドイツに32年間住んでいる。
円は、過去に比べて国際的に本当に弱くなった。
私がドイツに来た頃には、1マルク=50円で、「ドイツは物価が安い国だ」と思った。
ところがここ数年は、1ユーロ=130円の交換レートが続いている。
円をユーロに交換すると、雀の涙になってしまう。
今年中には米国がインフレにブレーキをかけるために、政策金利を引き上げる。
欧州でもインフレが続いているので、欧州中銀も政策金利を引き上げるかもしれない。その場合ユーロが買われて、円はさらに安くなるかもしれない。
日本の政治家の中には、日本の輸出産業を支援するために円安を望む人もいた。しかし円安が続くと、輸入品の価格が高くなるので、国民の負担が増えるという弊害がある。
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