欧州に原子力ルネサンスの風が吹く中、ドイツの新聞の原子力に対する姿勢を比べると、面白い。
保守系日刊紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)は、これまでも再生可能エネルギー拡大政策に懐疑的で、「原子力オプション」を維持するべきだという考えだった。去年秋からは、元中国特派員が中心となって、原子炉の稼働年数延長キャンペーンを展開している。
2011年前の福島事故の時以来、「反原子力派」だった南ドイツ新聞は、EUタクソノミーをめぐる議論では、「転向」してFAZ同様に原子力擁護派となった。
左派知識人に人気のあるZEITや、左派系tageszeitungは、今も反原子力の論陣を張っている。
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