欧州コロナ通信 第437回 2020年10月26日
先週ドイツでは、4日連続で1日の新規感染者数が1万人を超えた。
しかし私が住むミュンヘン郊外では、屋外でマスクを着けている人の比率は5%くらい。
お年寄りを除くと、ほとんど誰も着けていない。
その理由は簡単。
屋外でのマスク着用は、法律で義務付けられていないからだ。
ドイツでは商店や公共交通機関、レストランの入り口から席までの区間ではマスクを着けることが法律で義務付けられている。
バイエルン州では違反すると3万円の罰金を取られる。
みんないやいやマスクを着けている。今年2月まで、ドイツではマスクを着ける習慣はなかった。
このため、マスク着用が法律で義務付けられていない屋外では、みんなマスクを外すのだ。
だが現在ドイツでは1日8000人から1万人ずつ感染者数が増えている。
経路が特定できる感染ケースは、全体の3割にすぎない。市中感染が急激に進んでいるのだ。
そう考えると、屋外でもマスクを着けるに越したことはない。
私は先週以来、外に出る時にはマスクを2重に付けている。(ただしジョギングの時は除く)
今週水曜日に、メルケル政権は一段と厳しい措置を発表すると見られており、その中に屋外でのマスク着用義務も含まれるかもしれない。
皆さんご安全に!
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