欧州コロナ通信 第386回 2020年9月24日
コロナ危機による失業者や廃業するレストラン、小売店が増え、社会の所得格差は拡大する一方だ。
ドイツ最大の保険会社アリアンツの個人資産に関する報告書によると、今年の世界の個人金融資産は前年比で3.3%増えて、198兆ユーロに達する見通し。
その理由は、コロナ危機のために行き場を失った資金が株式市場と不動産市場に流れ、株価と不動産価格が上昇する傾向にあるからだ。
世界の人口の10%が、世界の個人金融資産の84%を持っている。
富者はますます富み、庶民はますます瘦せ細る。資本主義社会の非情さだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する