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2020年04月08日13:46

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Corona


欧州コロナ通信 82
4月8日・水曜日
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ドイツ政府は4月4日から、ミュンヘン市民4500人を対象に、抗体検査を開始した。

無作為抽出した市民の自宅を保健所職員と警察官が訪れて、血液を採取する。

その目的は、市民の何%が、自覚なしにウイルスに感染して、無症状又は軽い症状で治癒し、抗体(Antikörper)を持っているかを調べることだ。

私が住むミュンヘンは、感染者が約3000人と、ドイツの市町村の中で最も多い。しかも、感染経路不明のケースがほとんどなので、調査地域としては理想的なのだろう。

抗体を持つ市民は、感染リスクはゼロに近いと思われるので、仕事に戻れる可能性が強い。

そうすれば、経済活動の部分的な再開も可能になるかもしれない。

つまりこの抗体検査は、約2週間前からロックダウンされ、経済損害額が日に日に増えているドイツの「出口戦略」を編み出す上で、極めて重要な作業なのだ。

コロナとの戦争では、データに基づいて政策を決定することが極めて重要だ。

ジョンズホプキンス大学の統計によると、4月8日の時点でドイツでは3万6000人の感染者が「治癒」している。

ミュンヘンの抗体検査の結果が、極めて注目される。




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