COVID- 19

南ドイツ新聞の感染症専門家Jeremy Farrarに対するインタビューが興味深かった。彼によると通常のインフルエンザでは感染者１人が感染させる人数は1.4人。だが、新型コロナウイルスでは2.5から３人。「こんな病気は見たことがない」と語る。計算上はすでに60万人が感染していることになる。同氏によると世界で防疫態勢が最も高い国はシンガポール。（確かにデング熱などの徹底的な防疫は有名）もしもシンガポールがＣＯＶＩＤ−19の封じ込めに成功しなければ、感染は世界中に拡大する危険が強い。ドイツ語のわかる人は読んでみて下さい。
それにしても「１４日間の間隔を置いて、最低２回陰性」という条件を満たさずに、市民を隔離から解放しつつある厚労省の姿勢は、全く不可解である。これでは、何のために２週間市民を「グリーンゾーンとレッドゾーンの区別がない隔離施設」に押し込めていたのか、わからない。世界中の感染症の専門家たちが驚いているのではないか。厚労省は岩田教授の警告に耳を傾けるべきだ。
https://www.sueddeutsche.de/gesundheit/coronavirus-gesundheit-interview-1.4801690