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2019年10月08日03:32

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Greta

私は、グレタさんがノーベル平和賞を受賞すると思っています。日本でも彼女へのヘイトスピーチが目立ちますが、世界の流れは変えようがありません。国連政府間パネルの報告書を一度お読みになることをお勧めいたします。

先日発表した記事です。
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16歳の少女グレタさんの気候保護ストが全世界に拡大した理由

 「皆さん、パニックに陥って下さい。もう家は燃えているんですよ」こう訴えるスウェーデンの高校生グレタ・トゥーンベリさん(16歳)は、欧州の地球温暖化反対運動のシンボルだ。彼女が去年8月にストックホルムの議会の建物の前にたった独りで座り込んで始めた抗議運動「気候を守るための若者のストライキ」は、瞬く間に世界中に広がった。
 グレタさんの動員力は驚異的だ。彼女が3月1日にハンブルクの金曜ストに参加した時には、1万人の市民が集まった。3月15日に初めて世界規模で行われた金曜ストには欧州、アジア、米国など約120ヶ国で約160万人の生徒らが参加した。グレタさんは今年1月にスイス・ダボスの世界経済フォーラムで演説した他、今年2月にEUのユンケル委員長と会談した。彼女は今年3月にノルウェーの国会議員たちから、ノーベル平和賞候補に推薦された。グレタさんは飛行機に絶対に乗らない。ダボス会議に大企業の社長たちがプライベートジェットで到着する中、グレタさんはスウェーデンから電車で32時間かけてスイスにやって来た。
 グレタさんは8歳の時に初めて地球温暖化について知り、強い不安に襲われた。学校で見た映画の中で、寒冷地の氷が溶けて白熊の生息圏が脅かされていると聞いた時には、泣き続けた。グレタさんは特定の物事が心から離れなくなり、考え続ける性格だ。(アスペルガー症候群と診断されたことを自ら公表している)初めは電気を節約するために家中の電灯を消したり、コンセントから電気製品のコードを抜いたりした。両親もグレタさんに求められて、肉食をやめ飛行機に乗らないようになった。
 眉間に皺を寄せ、険しい表情で語るグレタさんの演説には、外交辞令や忖度がない。強い危機感と信念に基づく言葉は、聴く者の胸を刺す。
 「30年前から学者たちが地球温暖化について議論してきたのに、誰も真剣に二酸化炭素を減らそうとしていません。私は去年の夏に我慢ができなくなり、独りでストライキを始めました。大人たちからは学校へ行きなさいと言われました。しかし私は『未来はもう失われているかもしれないのに、なぜ学校で勉強しなくてはならないの?科学者たちの研究や主張が政治家たちによって無視されている中、なぜ学校で勉強する意味があるの?』と思いました」。
 「私が2078年に75歳になった時、子どもや孫たちから『なぜ21世紀の初めに何も行動を起こさなかったの?』と問い詰められるのはいやです」。
 欧州議会でグレタさんは、2030年までに温室効果ガスを少なくとも80%減らすことを要求。居並ぶ各国首脳や外務大臣たちに「これができなければ、皆さんは史上最悪の悪人として歴史に残ります」と言い放った。
 一部の政府の文部大臣らは授業ボイコットを批判したが、ドイツのアンゲラ・メルケル首相らは「若者が気候変動防止のために行動するのは良いことだ」と金曜ストに前向きな姿勢を示した。まだ各国政府や企業団体からは、グレタさんの主張に対する公式な反応は出ていない。フランスの燃料価格引き上げが黄色いベスト運動という過激な抗議行動につながったことが示すように、欧州には非炭素化に市民が反発する動きもある。このため政府や企業はグレタさんの要求をすんなりと受け入れるわけにはいかない。
 これまで地球温暖化問題は、多数の市民を大衆行動に動員するテーマではなかった。「たった一人の反乱」によって初めて世界中で100万人を超える市民を路上に向かわせたグレタさんの運動は、環境保護のための市民の直接行動の走りとなるかもしれない。保守政治家は、グレタさんの運動を「環境ポピュリズム」と批判するかもしれない。
 だが大人たちに「今我々がやること、やらないことが我々の一生を左右します。地球温暖化を防ぐという希望を抱くだけでは、十分ではありません。行動して下さい」と訴えるグレタさんの言葉が、政府や企業への非炭素化の圧力をさらに高めることは確実だ。
 
 



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