Dream

昨日、東京では滝のような雨が降っていた。
といっても、私の夢の中の話だ。私は締め切り、飛行機の出発時刻に遅れる夢をよく見る。
昨日、私は午後３時に高田馬場で講演をすることになっていた。なぜか大久保駅始発の芋虫のような電車に乗る。
私はつげ義春の漫画が好きだが、彼の漫画に出てくるような電車で、「ゴトン、ゴトン」という音を立てながら乗客が運ばれていく。屋根はガラス張りで透明になっている。
外は降りしきる雨だ。私は、途中で電車が逆の方向に走っていることに気が付く。私はあせって、車掌に「高田馬場へ行くにはどうすればよいでしょうか」と尋ねる。車掌は歯を見せてにやっとしながら、乗換駅を教えてくれる。私がパニックに陥っているのを、面白がっている。
私の乗った電車は、高田馬場へ向かって走るが、車窓に映る風景は見たことのない景色だ。３時まであと５分しかない。そこで私は電車を降りて、タクシーを見つけようとする。外は洪水になっており、車が２台沈みつつある。タクシーを拾うために大通りへ出ようとしたところで、目が覚めた。
昨日の夢で面白かったのは、映画「インセプション」のように、自分が夢を見ていることを夢の中で気づいていたことだ。