Hong Kong

ドイツジャーナリスト協会（ＤＪＶ）は、７月８日付のウエブサイトで、「香港市民の抗議行動を報じたドイツのメディアのニュースサイトを、中国政府が閲覧できないようにしているのは検閲だ」として抗議した。
ＤＪＶは「現在中国では、南ドイツ新聞、フランクフルター・アルゲマイネ（FAZ）、公共放送ＡＲＤのターゲスシャウ、ドイツ第二放送ＺＤＦ、シュピーゲル・オンライン、国際放送ドイッチェ・ヴェレのニュースサイトの閲覧ができなくなっている。これは言論の自由を制限するものであり、断じて正当化することはできない」と批判。ＤＪＶのフランク・ユーバーアル会長は「これらのメディアは、香港市民の抗議デモに対する当局の対応を批判的に報じたが、それは報道機関の使命である。中国政府は、これらのニュースサイトの閲覧を禁止する権利はない」と指摘した。彼は「独裁的なやり方に対しては声を上げなくてはならない」として、ドイツ外務省に対して、外交手段により中国政府に外国報道機関の検閲をやめさせるよう要求した。
本当の大国は、外国にネガティブな報道をされたくらいで、動じるべきではない。