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2017年11月07日04:58

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ハイドリッヒ

昨日のミュンヘンでは、冷たい雨が降りしきっていた。しかし私は運動が必要なので傘をさして散歩へ。ズッカリ・シュトラーセの城壁沿いの道を歩くと、かつてナチス親衛隊でユダヤ人虐殺を計画、実行した保安部隊(SD)の長官ラインハルト・ハイドリッヒが住んでいた家の前に来る。ハイドリッヒはバイエルンの警察で勤務していた時、この家に住んでいた。(その後ハイドリッヒはベルリンのSD本部に「栄転」。プラハでレジスタンスに爆弾を投げつけられ、爆発によって車の座席の木材が身体に突き刺さり、敗血症を起こして死亡した)。ユダヤ人虐殺の実行者の1人が、私のアパートのすぐそばに住んでいたとは、ナチス発祥の地ミュンヘンらしい。ちなみにナチスの医師たちは、この事件をきっかけにして、身体に入った木材の破片による敗血症の治療・予防策を研究するために、ラーベンスブリュック強制収容所で、収容者の足を切開して汚れた木片を埋め込み、敗血症にかからせるという人体実験を行った。多くの女性が死亡したり、片足を切断されたりした。
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